SBIホールディングス(8473)の配当金診断。高配当利回りで配当推移も良好
勝手に配当金診断!
今回はベンチャー企業投資・ネット証券・保険などの総合金融業志向のSBIホールディングス(8473)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
SBIホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのSBIホールディングス株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めで、配当推移も問題ないです。利回りは十分ですが、株価が下落したタイミングで狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
SBIホールディングスの株価と財務の情報を確認していきます
まずはSBIホールディングスの株価指標と財務状況を確認していきます。
SBIホールディングスの株価指標の確認、割高感はなし
株価:2,645円
PBR:0.7倍
時価総額:7,201億円
注:2022年10月28日のデータ
SBIホールディングスの配当利回りと配当性向
SBIホールディングスの年間配当金は150円、株価は2,645円なので年間配当利回りは約5.7%です(配当金は2022年3月期)
配当性向は約10%です。配当利回りは高く、配当性向も問題はないですね。
SBIホールディングスの財務状況の確認
自己資本比率:5.0%
ROE:39.4%
ROA:2.0%
自己資本比率は低いですが、金融業と考えるとそこまで気にしなくても良いかもしれないですね。
SBIホールディングス(8473)とは
国内外のベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行などを行い総合的な金融業を目指しています。現在の収益の柱はネット証券です。元々はソフトバンクグループの金融関連企業として設立されたので「SoftBankInvestment」の略でしたが、グループを脱退して「StrategicBusinessInnovator」の略に変更しています。
SBIホールディングスの配当金
SBIホールディングスの過去10年間の配当金推移
SBIホールディングスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

ここ数年で大きく配当が増えていますね。利益がしっかり伸びたので配当も伸びたという感じです。リーマンショック後には業績悪化で配当が一気に減りましたが、ずいぶんと戻っていますね。
SBIホールディングスの配当方針について
SBIホールディングスの配当方針は「年間配当金について最低配当金額として1株当たり10円の配当を実施」、「配当に自己株式取得を加えた総還元額の水準について、当面の間は親会社の所有者に帰属する当期利益の40%を下限として株主還元」としています。
最低配当金額を10円としているのは少し気になるポイントですね。利益が順調なので配当も順調って感じですね。
SBIホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?
SBIホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
SBIホールディングスの利益と株価チャートの動き
経常利益と当期純利益の推移
SBIホールディングス過去10年分の経常利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年3月期は減益となりましたが、2021年3月期は増益、2022年3月期は新生銀行を連結子会社化したことで、かなり利益が増えています。
株価チャートの動きを確認していきます
SBIホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 SBIホールディングス株価チャートより
株価2,600円あたりは高くは無いですが、安くもない位置ですね。今の株価でも配当が維持できれば十分おいしい利回りですが、過去の株価を考えると、2,000円付近がもっと狙い目ですかね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします