積水化学工業(4204)の配当金診断。連続増配当で高利回り・安定配当方針

勝手に配当金診断!

今回は大手樹脂加工メーカーの積水化学工業(4204)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

積水化学工業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての積水化学工業株:★★★☆☆

年間配当利回りは高め、連続増配で安定配当方針です。利益が大きく回復していますが、しっかり確認しながら株価が下落した時に狙いたい銘柄の一つです。

では、詳しく見ていきましょう!

積水化学工業の株価と財務の情報を確認

まずは積水化学工業の株価・財務の状況の確認ですね

積水化学工業の株価指標

株価:2,078.5円

PER:11.8倍

PBR:1.18倍

時価総額:9,405億円

注:2023年11月10日のデータ

積水化学工業の配当利回りと配当性向を確認

積水化学工業の年間配当金は71円予定、株価は2,078.5円なので予想年間配当利回りは約3.4%です。

予想配当性向は約40%です。配当利回りは高めで、予想配当性向は大きくは問題ないですね。

積水化学工業の財務状況を見てみる

自己資本比率:58.8%

ROE:9.3%

ROA:5.5%

特に割安な感じはないですね。財務状況は特に問題なさそうですね。

積水化学工業(4204)とは

積水化学工業は住宅、管工機材、住宅建材や建材用の化成品、高機能プラスチックなどを中心に製造する大手樹脂加工メーカーです。主要株主は旭化成、積水ハウスなどです。

参照:積水化学工業|Wikipedia

積水化学工業の配当金について確認

積水化学工業過去10年間の配当金推移を確認

積水化学工業過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当金は毎年増えているのでいい感じですね!長期保有の配当狙いとしては配当利回りが上がる可能性の高い、配当が増加している銘柄は魅力的ですよね。

積水化学工業の配当方針について

積水化学工業の配当方針は「連結配当性向35%以上、DOE(自己資本配当率)3%以上、またD/Eレシオ0.5以下の場合には総還元性向50%以上を確保し、業績に応じて、かつ安定的な配当政策を実施」としています。

DOEも目安としているため、安定配当に期待が出来そうですね。

参照:株主還元|積水化学

積水化学工業の配当権利日と支払い時期はいつ?

積水化学工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。日本株でメジャーな3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

積水化学工業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

積水化学工業過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2019年3月期までは順調に利益が推移していますが、その後は減少していますね。2022年3月期は営業利益が大きく持ち直し、2023年3月期は営業利益・純利益とも大きく回復しているので、ここからに期待ですね。

積水化学工業の株価チャートの動きを確認

積水化学工業10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 積水化学工業株価チャートより

株価2,100円あたりは、高めの位置という感じですね。安定配当に期待ができるので、1,500円くらいまで下落する可能性も視野に入れつつ狙いたい銘柄の一つですね。もちろん、下落した時は理由をしっかり確認ですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします