西松建設(1820)の配当金診断。減配予定も高い利回り

勝手に配当金診断!

今回は大手総合建設業者の西松建設(1820)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

西松建設の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての西松建設株:★★★☆☆

年間配当利回りは高いですが、配当方針で配当性向を高めに設定。利益推移は気になる感じで、株価も過去と比較すると高めの位置なので長期の安定配当狙いとしては慎重に判断したいです。

では詳しく見ていきましょう!

西松建設の株価と財務の情報を確認

まずは西松建設の株価指標と財務状況を確認していきます。

西松建設の株価指標の確認、割安感がありますね

株価:3,700円

PER:15.1倍

PBR:0.98倍

時価総額:2,057億円

注:2023年8月30日のデータ

西松建設の配当利回りと配当性向を確認

西松建設の年間配当金は173円、株価は3,700円なので予想年間配当利回りは約4.7%です。

予想配当性向は約70%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高いですね。

西松建設の財務状況の確認

自己資本比率:28.6%

ROE:6.4%

ROA:1.8%

指標に割安感がありますね。自己資本比率はやや低めですね。

西松建設(1820)とは

西松建設は大手総合建設業者です。ダムやトンネルなど、大型官庁土木工事を得意としています。

参照:西松建設|Wikipedia

西松建設の配当金について確認

西松建設の過去10年間の配当金推移を確認

西松建設の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金は2022年3月期に大きく増えましたが、2024年3月期は減配予定ですね。安定配当と言うよりは業績連動と言う印象ですね。

西松建設の配当方針について

西松建設の株主還元方針は「中期経営計画2025の期間は、配当性向70%の株主還元を実施」としています。

高い配当性向方針ですね。

参照:株主還元|西松建設株式会社

西松建設の配当権利日と支払い時期はいつ?

西松建設は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

西松建設の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の西松建設の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

ここ数年の利益は減少気味ですね。2023年3月期も結構減り、2024年3月期も厳しいので減配予定という感じですね。今後どうなるのかしっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

西松建設の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 西松建設株価チャートより

株価3,700円あたりは高めの位置ですね。利回り的には十分ですが、過去の株価を見るとちょっと買いにくい感じもありますね。また、今後の配当がどうなるかも気になるので慎重に判断したいです。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします