日本曹達(4041)の配当金診断。高配当で安定推移だが株価は高い位置

勝手に配当金診断!

今回は工業薬品、農医薬、電子材料などを展開している日本曹達(4041)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

日本曹達の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての日本曹達株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、配当推移も問題ないです。利回りは十分ですが、株価が過去と比較すると高いので今後の利益がどうなるかを確認しながら、株価が下落した時に狙いたいです。

では、詳しく見ていきましょう!

日本曹達の株価と財務の情報を確認

まずは日本曹達の株価と財務状況の確認ですね

日本曹達の株価指標は業種的にも割安

株価:5,350円

PER:9.6倍

PBR:0.86倍

時価総額:1,538億円

注:2023年8月28日のデータ

日本曹達の配当利回りと配当性向

日本曹達の年間配当金は240円予定、株価は5,350円なので予想年間配当利回りは約4.5%です。

予想配当性向は約43%です。配当利回りは高く、予想配当性向も大きくは問題ないですね。

日本曹達の財務状況

自己資本比率:66.5%

ROE:9.6%

ROA:6.4%

割安感がありますが、業種的に割安な銘柄が多いので何とも言えないですね。自己資本比率は問題ないですね。

日本曹達(4041)とは

日本曹達は農業化学品、医薬中間体、電子材料等の高付加価値有機・無機化学製品及び各種工業薬品等の製造・販売を行っています。略称は「日曹」で、かつては日曹コンツェルンの中核企業でした。

参照:日本曹達|Wikipedia

日本曹達の配当金について詳しく確認

日本曹達の10年間の配当金推移を確認

日本曹達の10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

2022年3月期に大きく増配していますね。2023年3月期も増配しており、ここ数年で大きく配当が増えていますね。

日本曹達の配当方針はどうなっている?

日本曹達の配当方針は中期計画にて「配当性向40%(但し、1株当たりの年間配当金は80円を下限とする)」としています。

下限を設定しているので、ある程度の安定配当には気を付けている印象を受けますね。

参照:長期ビジョン・中期経営計画|日本曹達株式会社

日本曹達の配当権利日と支払い時期はいつ?

日本曹達は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

日本曹達の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

日本曹達の10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は結構ばらつきがある感じですね。2022年3月期は大きく利益が増えたので増配、2023年3月期も利益が増えたので増配と感じるので、今後の利益をしっかり見ていきたいですね。

日本曹達の株価チャートの動きを確認

日本曹達の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 日本曹達株価チャートより

株価は5,400円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。できれば3,000円あたりで狙いたい感じがあります。利回り的には十分狙えそうですが、今後もしっかり配当が維持できるか、慎重に見極めていきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします