リンテック(7966)の配当金診断。減配無し方針で安定高利回り

勝手に配当金診断!

今回は粘着素材・粘着関連機器を展開するリンテック(7966)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

リンテックの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのリンテック株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、減配しない方針です。利益推移がやや気になる感じなので慎重に判断したいですが、今後、利益が安定すれば長期の配当狙いとしておいしそうです。

では詳しく見ていきましょう!

リンテックの株価と財務の情報を確認

まずはリンテックの株価指標と財務状況を確認していきます。

リンテックの株価指標の確認

株価:2,210円

PER:15.9倍

PBR:0.66倍

時価総額:1,695億円

注:2023年5月11日のデータ

リンテックの配当利回りと配当性向を確認

リンテックの年間配当金は88円予定、株価は2,210円なので年間配当利回りは約4%です。

予想配当性向は約63%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高いですね。

リンテックの財務状況の確認

自己資本比率:74.7%

ROE:5.0%

ROA:3.8%

割安感がありますね。自己資本比率は問題ないですね。

リンテック(7966)とは

リンテックは粘着素材や粘着関連機器、特殊紙、剥離紙・剥離フィルムなどの開発・製造・販売を行っています。

参照:リンテック|Wikipedia

リンテックの配当金について確認

リンテックの過去10年間の配当金推移を確認

リンテックの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金は階段状に増えており、減配していないので良いですね。慎重に増配している印象ですが、減配していないので長期の配当狙いをしたい感じがありますね。

リンテックの配当方針について

リンテックの配当方針は「2024年3月期から2027年3月期までの4年間は原則として減配せず、配当性向40%以上またはDOE(株主資本配当率)3%を目途に配当を行う」としています。

配当性向が高くなる時もありますが、減配せずとしているのは安定配当に期待が持てますね。

参照:配当情報|リンテック

リンテックの配当権利日と支払い時期はいつ?

リンテックは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

リンテックの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のリンテックの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

こうしてみると大きくは減少していないですが、やや伸び悩んでいた感はありますね。2022年3月期は利益が伸びていますが、2023年3月期は落ち着いているので今後どうなるか、しっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

リンテックの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 リンテック株価チャートより

株価2,200円あたりは過去の株価や利回りを考えると比較的買えそうな感じですね。もちろん、減配しない方針とはいえ、利益や配当性向はやや気になる感じもあるので慎重に判断したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします