クラレ(3405)の配当金診断。比較的安定した配当推移で高めの利回り

勝手に配当金診断!

今回は化学品大手のクラレ(3405)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

クラレの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのクラレ株:★★★☆☆

配当利回りは高め、配当推移は比較的安定しています。様子を見ながら狙いたい感じです。

では、詳しく見ていきましょう!

クラレの株価と財務の情報を確認

まずはクラレの株価・財務の状況の確認ですね

クラレの株価指標は割安だが、化学銘柄としては割と平均的

株価:1,521円

PER:10.8倍

PBR:0.71倍

時価総額:5,397億円

注:2024年3月1日のデータ

クラレの配当利回りと配当性向を確認

クラレの年間配当金は50円予定、株価は1,521円なので年間配当利回りは約3.3%です。

予想配当性向は約36%です。配当利回りは高め、予想配当性向も問題ないですね。

クラレの財務状況を見てみる

自己資本比率:56.9%

ROE:5.9%

ROA:3.4%

割安感がありますが、化学銘柄なのでよくある感じですね。自己資本比率は問題なさそうです。

クラレ(3405)とは

クラレは高機能樹脂や繊維製品などを製造販売する日本の大手化学メーカーで、日経平均株価にも採用されていますね。

参照:クラレ|Wikipedia

クラレの配当金について確認

クラレ過去10年間の配当金推移を確認

クラレ過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

しばらく据え置き気味で推移していた配当ですが、2022年12月期は増配、2023年12月期も増配していますね。ある程度の安定感はありそうな推移ですね。

クラレの配当方針について

クラレの配当方針は「親会社株主に帰属する当期純利益に対する総還元性向を35%以上、一株当たり配当金40円以上を目標」としています。

2019年12月期は赤字の中で配当を出し、2020年12月期は減配しましたが、配当方針に打ち出している40円は守りましたね。不測の事態が起きても配当方針を守れるのは強いですね。

参照:株主還元|kuraray

クラレの配当権利日と支払い時期はいつ?

クラレは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算ですね

中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃

期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃

クラレの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

クラレ過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2019年12月期はアメリカの火災事故に関わる特別損失で純利益が赤字となりました。2020年12月期は新型コロナウイルスの影響・火災事故の和解交渉があり厳しかったですが、何とか最終黒字ですね。2021年12月期は回復、2022年12月期も増益ですね。しっかり見ていきたいですね。

クラレの株価チャートの動きを確認

クラレ10年間の株価チャートの動きです。

株価1,500円は辺りは高くはないですが、安くもない位置ですね。狙えなくはないですが、ものすごいお得という感じでもないので慎重に判断したいですね。

クラレの株主優待制度を確認

おまけで株主優待の内容を確認していきます。

クラレの株主優待はカタログギフトですね。カタログギフトは人気の株主優待ですが1,000株以上保有で対象なので若干ハードルが高い気もしますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします