グローリー(6457)の配当金診断。高めの利回りだが利益推移が気になる

勝手に配当金診断!

今回は世界最大の貨幣処理機メーカーのグローリー(6457)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

グローリーの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのグローリー株:★★★☆☆

年間配当利回りは高めですが、予想配当性向も高めです。利益推移が気になるので今後に注目していきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

グローリーの株価と財務の情報を確認

まずはグローリーの株価指標と財務状況を確認していきます。

グローリーの株価指標の確認

株価:3,710円

PER:21.1倍

PBR:0.9倍

時価総額:2,187億円

注:2025年7月15日のデータ

グローリーの配当利回りと配当性向を確認

グローリーの年間配当金は112円予定、株価は3,710円なので予想年間配当利回りは約3%です。

予想配当性向は約64%です。配当利回りは高め、予想配当性向は高めですね。

グローリーの財務状況

自己資本比率:53.3%

ROE:6.8%

ROA:3.6%

PBRに割安感があり自己資本比率は問題ないですね。

グローリー(6457)とは

グローリーは世界最大の貨幣処理機メーカーで、21カ国100か所以上に拠点があります。顔認証を含む生体認証でもリーディングカンパニーです。

参照:グローリー|Wikipedia

グローリーの配当金について確認

グローリーの過去10年間の配当金推移を確認

グローリーの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2018年3月期は特別配当を実施しているので、その分を除くと配当金は減ることなく良い感じに推移していますね。安定配当に気を付けている印象を受けますね。2024年3月期に大きく増配していますね。

グローリーの配当方針について

グローリーの配当方針は「1株につき年間106円を基準とした累進配当、株主資本配当率(DOE)3%以上及び総還元性向100%以上」としています。

参照:株主還元について|グローリー

グローリーの配当権利日と支払い時期はいつ?

グローリーは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

グローリーの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のグローリーの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は減少しており結構厳しく、2023年3月期は赤字となりました。しかし、2024年3月期は大きく伸びていますね。2025年3月期は大きく減っているので今後に注目していきたいですね。

株価チャートの動きを確認

グローリーの10年間の株価チャートの動きです。

株価3,700円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。利益予想を見ると慎重に判断したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします