王子ホールディングス(3861)の配当金診断。高めの利回りで安定推移
勝手に配当金診断!
今回は製紙国内トップの王子ホールディングス(3861)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
王子ホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての王子ホールディングス株:★★★☆☆
年間配当利回りは高め、これまでの配当は安定して推移している為、株価が下落したところで狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
王子ホールディングスの株価と財務の情報を確認
まずは王子ホールディングスの株価指標と財務状況を確認していきます。
王子ホールディングスの株価指標の確認
株価:535.2円
PER:8.2倍
PBR:0.57倍
時価総額:5,429億円
注:2023年7月3日のデータ
王子ホールディングスの配当利回りと配当性向を確認
王子ホールディングスの年間配当金は16円予定、株価は535.2円なので年間配当利回りは約3%です。
予想配当性向は約24%です。配当利回りは高め、予想配当性向は問題なさそうです。
王子ホールディングスの財務状況の確認
自己資本比率:40.8%
ROE:6.0%
ROA:2.5%
割安ですが、自己資本比率は少し低めですね。
王子ホールディングス(3861)とは
王子ホールディングスは王子製紙などの企業を傘下に持つ、王子グループの持株会社です。売上高ベースで製紙業界最大手で三井グループと第一勧銀グループに属しています。
王子ホールディングスの配当金について確認
王子ホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認
王子ホールディングスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金の推移は悪くないですね。減配していないのは良いですが、配当据え置きが続くことも結構ありますね。慎重に増配している印象です。
王子ホールディングスの配当方針について
王子ホールディングスの配当方針は「株主の皆様へ可能な限り安定配当を継続することを基本方針」としています。
安定配当方針で、これまでの配当推移を考えても今のところ減配する可能性は低そうですね。
王子ホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?
王子ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
王子ホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の王子ホールディングスの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は結構ガタツキがありますね。ここ最近の利益は比較的良い感じで、2024年3月期も悪くない予想ですね。配当性向を考えても増配に期待が持てますね。
株価チャートの動きを確認
王子ホールディングスの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 王子ホールディングス株価チャートより
株価540円あたりは安くはないですが、高くもないですね。利回りを考えると500円以下で保有できるとお得な感じになりそうですね。安定配当方針で、配当推移も悪くはないので、ある程度株価が下がったところで狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人の感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします。