住友林業(1911)の配当金診断。高めの利回りだが慎重に判断したい
勝手に配当金診断!
今回は住宅、不動産大手の住友林業(1911)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
住友林業の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての住友林業株:★★★☆☆
年間配当利回りは高め、予想配当性向も問題ないです。大きく増配したので高配当と言う印象を受けるので、長期保有で配当を狙う場合は慎重に見ていきたいです。また、株価も高い位置なのも注意したいです。
では詳しく見ていきましょう!
住友林業の株価と財務の情報を確認
まずは住友林業の株価指標と財務状況を確認していきます。
住友林業の株価指標の確認、割安感がありますね
株価:4,919円
PER:8.2倍
PBR:1.09倍
時価総額:1兆136億円
注:2025年2月14日のデータ
住友林業の配当利回りと配当性向を確認
住友林業の年間配当金は182円予定、株価は4,919円なので予想年間配当利回りは約3.7%です。
予想配当性向は約30%です。配当利回りは高く、予想配当性向は低めで問題ないですね
住友林業の財務状況の確認
自己資本比率:40.7%
ROE:12.7%
ROA:5.2%
指標に割安感がありますが、業種を考えるとものすごく割安という感じでもないですね。
住友林業(1911)とは
住友林業は林業・木材建材・住宅事業・不動産事業などを行っています。社名に林業とありますが、現在は住宅・不動産事業の売り上げが大きいです。
住友林業の配当金について確認
住友林業の過去10年間の配当金推移を確認
住友林業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2021年12月期、2022年12月期に大きく増えていますね。それまでの配当推移をみると、かなり大きく増えた印象を受けますね。
住友林業の配当方針について
住友林業の配当方針は「継続的かつ安定的な配当」、「利益の状況に応じた適正な水準での利益還元」としています。
具体的な数値目安はないですが、ここ何年かの配当性向を見ると20~30%台という感じですかね。
参照:株式情報|住友林業
住友林業の配当権利日と支払い時期はいつ?
住友林業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算です。
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
住友林業の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の住友林業の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2021年12月期は大きく利益が増えていますね。2022年12月期以降も良い感じで、今後も同じ水準の利益が維持できれば配当も維持しそうですが、注意して確認したいですね。
株価チャートの動きを確認
住友林業の10年間の株価チャートの動きです。

株価4,900円あたりは過去の株価と比較すると高めの位置ですね。利回り的には十分狙えそうですが、過去の株価を考えると2,000円あたりから狙いたい感じもありますね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします