テイ・エステック(TSテック)(7313)の配当金診断。増配推移で高利回り

勝手に配当金診断!

今回はホンダ向けがメインの大手自動車部品メーカー、テイ・エステック(TSテック)(7313)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

テイ・エステック(TSテック)の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのテイ・エステック株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高く、これまでの配当推移も増えており良い感じです。しかし、利益が減少傾向で配当性向が高いのは気になるので慎重に判断したいです。

では詳しく見ていきましょう!

テイ・エステックの株価と財務の情報を確認

まずはテイ・エステックの株価指標と財務状況を確認していきます。

テイ・エステックの株価指標の確認

株価:1,655円

PER:20.8倍

PBR:0.64倍

時価総額:2,052億円

注:2025年6月25日のデータ

テイ・エステックの配当利回りと配当性向を確認

テイ・エステックの年間配当金は90円予定、株価は1,655円なので年間配当利回りは約5.4%です。

予想配当性向は約113%です。高い配当利回りですが、予想配当性向もかなり高いですね。

テイ・エステックの財務状況の確認

自己資本比率:70.8%

ROE:2.8%

ROA:2.0%

PBRは割安ですね。自己資本比率は高くて問題ないですね。

テイ・エステック(7313)とは

テイ・エステック(TSテック)は大手自動車部品メーカーです。二輪・四輪車向けシートやドアドリム等内装部品を主力製品としています。主要株主はホンダ(本田技研工業)です。

参照:テイ・エステック|Wikipedia

テイ・エステックの配当金について確認

テイ・エステックの過去10年間の配当金推移を確認

テイ・エステックの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当は良い感じに増えていますね。2026年3月期も増配予定ですね。今後も順調に増えるようだと、長期の配当狙いがしたくなりますね。

テイ・エステックの配当方針について

テイ・エステックの配当方針は「連結業績及び配当性向等を総合的に勘案し、安定的に配当を継続」、「DOE3.5%以上を目指す」としています。

DOEの目安も出しており、これまでの配当推移を見ると安定・増配に気を付けている印象を受けますね。

参照:業績・財務ハイライト|テイ・エス テック株式会社

テイ・エステックの配当権利日と支払い時期はいつ?

テイ・エステックは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

テイ・エステックの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

テイ・エステック過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

配当は安定して増えている印象を受けますが、利益は減っている印象を受けますね。中々判断が難しい部分ですね。今後どうなるか慎重に見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

テイ・エステックの10年間の株価チャートの動きです。

株価1,700円辺りは高くはない位置ですね。利回りを考えると十分狙えそうですが、利益推移が気になるのと、過去の株価を見ると1,400円あたりが安い位置に見えますね。

株主優待制度について

オマケで株主優待制度を見ていきます。

200株以上の保有でカタログギフトですね。保有株式数、保有期間で金額が変わりますね。200株を1年未満の保有で3,000円相当ですね。

配当狙いで保有する場合、優待はオマケ程度に考えたほうがいいですね。

参照:株主優待|テイ・エス テック株式会社

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします