フジ・メディア・ホールディングス(4676)の配当金診断。配当性向はかなり上昇予定
勝手に配当金診断!
今回はフジサンケイグループのフジ・メディア・ホールディングス(4676)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
フジ・メディア・ホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのフジ・メディア・ホールディングス株:★★☆☆☆
年間配当利回りはやや高めですが、配当性向はかなり上昇。配当方針を考えるとさらに配当が減る可能性もありそうです。株価はかなり安いところまで下がっています。
では詳しく見ていきましょう!
フジ・メディア・ホールディングスとは
フジ・メディア・ホールディングスはフジサンケイグループの事業を統括する持株会社で日本で初めての認定放送持株会社です。フジテレビや日本放送などの放送事業の他に都市開発・不動産なども行っています。
フジ・メディア・ホールディングスの株価と財務の情報を確認していきます
現在のフジ・メディア・ホールディングスの株価指標と財務状況を確認していきます。
フジ・メディア・ホールディングスの株価指標の確認
株価:1,002円
PER:25.8倍
PBR:0.31倍
時価総額:2,347億円
注:2020年8月6日のデータ
フジ・メディア・ホールディングスの財務状況の確認
自己資本比率:58.6%
ROE:5.6%
ROA:3.3%
PBRはかなり割安ですね。自己資本比率は問題ないですが、ROEはやや物足りないですね。
フジ・メディア・ホールディングスの配当金について確認
フジ・メディア・ホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認
フジ・メディア・ホールディングスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金は多少動くけど、比較的安定推移という感じですね。減配しているのは気になりますが・・・大きくは減配していないですね。
フジ・メディア・ホールディングスの配当利回りと配当性向を確認してみた
フジ・メディア・ホールディングスの年間配当金は36円、株価は1,002円なので予想年間配当利回りは約3.6%です。
予想配当性向は約93%です。配当利回りはやや高めですが配当性向はかなり上がる予想ですね。
フジ・メディア・ホールディングスの配当方針について
フジ・メディア・ホールディングスの配当方針は「連結ベースの目標配当性向40%を基本に、株主への利益還元を重視する観点から配当の安定性等を考慮して決定する方針」としています。
配当方針と配当性向を考えると結構厳しそうな感じもしますね。
フジ・メディア・ホールディングスの配当権利日と支払い時期
フジ・メディア・ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
フジ・メディア・ホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分のフジ・メディア・ホールディングスの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2021年3月期は新型コロナウイルスの影響により不動産などが厳しくかなり利益が減る予想ですね。テレビ広告収入も減少するのは避けられなさそうですね。
株価チャートの動きを確認していきます
フジ・メディア・ホールディングスの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 フジ・メディア・ホールディングス株価チャートより
今の株価1,000円辺りは過去と比較してかなり安いですね。もちろん、新型コロナウイルスの影響がしっかりとあり、利益が厳しい事を考えると配当金が減る可能性もあるので中々手を出しにくいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします