フジ・メディア・ホールディングス(4676)の配当金診断。高めの利回りだが慎重に見たい

勝手に配当金診断!

今回はフジサンケイグループのフジ・メディア・ホールディングス(4676)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

フジ・メディア・ホールディングスの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのフジ・メディア・ホールディングス株:★★★☆☆

年間配当利回りは高め、予想配当性向も問題ないです。高めの利回りで狙えそうですが、配当推移と株価がやや気になる感じなので、慎重に判断していきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

フジ・メディア・ホールディングスの株価と財務の情報を確認

まずはフジ・メディア・ホールディングスの株価指標と財務状況を確認していきます。

フジ・メディア・ホールディングスの株価指標の確認

株価:1,521.5円

PER:13倍

PBR:0.4倍

時価総額:3,563億円

注:2023年8月31日のデータ

フジ・メディア・ホールディングスの配当利回りと配当性向を確認

フジ・メディア・ホールディングスの年間配当金は48円予定、株価は1,521.5円なので予想年間配当利回りは約3.2%です。

予想配当性向は約41%です。配当利回りは高め、予想配当性向は大きくは問題なさそうですね。

フジ・メディア・ホールディングスの財務状況の確認

自己資本比率:61%

ROE:5.6%

ROA:3.4%

PBRはかなり割安ですね。自己資本比率は問題ないですね。

フジ・メディア・ホールディングス(4676)とは

フジ・メディア・ホールディングスはフジサンケイグループの事業を統括する持株会社で日本で初めての認定放送持株会社です。フジテレビや日本放送などの放送事業の他に都市開発・不動産なども行っています。

参照:フジ・メディア・ホールディングス|Wikipedia

フジ・メディア・ホールディングスの配当金について確認

フジ・メディア・ホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認

フジ・メディア・ホールディングスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

多少は上下していますが、比較的安定推移という感じですね。減配しているときもあるのは気になりますが、大きくは減配していないですね。

フジ・メディア・ホールディングスの配当方針について

フジ・メディア・ホールディングスの配当方針は「連結ベースの目標配当性向40%を基本に、株主への利益還元を重視する観点から配当の安定性等を考慮して決定する方針」としています。

特に問題は無さそうですね。

参照:配当・株主還元|フジ・メディア・ホールディングス

フジ・メディア・ホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?

フジ・メディア・ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

フジ・メディア・ホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のフジ・メディア・ホールディングスの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2021年3月期は新型コロナウイルスの影響により不動産・テレビ広告収入などが厳しく、かなり利益が減っていますね。その後は回復しているので利益がどうなるか確認ですね。

株価チャートの動きを確認

フジ・メディア・ホールディングスの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 フジ・メディア・ホールディングス株価チャートより

株価1,500円あたりは、ここ数年で見ると安くはないですね。利回り的にはギリギリ狙えそうですが、慎重に狙っていきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします