石油資源開発(1662)の配当金診断。高い利回りだが配当は不安定な推移
勝手に配当金診断!
今回は資源開発大手の石油資源開発(1662)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
石油資源開発の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての石油資源開発株:★★☆☆☆
高い配当利回りですが、業績連動感があります。減配予定で不安定な推移、株価も高い位置なので慎重に判断したいです。
では詳しく見ていきましょう!
石油資源開発の株価と財務の情報を確認していきます
まずは石油資源開発の株価指標と財務状況を確認していきます。
石油資源開発の株価指標の確認、割安感あり
株価:1,091円
PER:3.6倍
PBR:0.55倍
時価総額:2,804億円
注:2024年12月9日のデータ
石油資源開発の配当利回りと配当性向を確認
石油資源開発の年間配当金は50円予定、株価は1,091円なので予想年間配当利回りは約4.6%です。
予想配当性向は約16%です。配当利回りは高く、予想配当性向は問題ないですね。
石油資源開発の財務状況の確認
自己資本比率:75%
ROE:10.5%
ROA:7.9%
株価は割安感がありますね、財務状況は問題なさそうです。
石油資源開発とは
石油資源開発株式会社は、日本国内外の石油、天然ガス資源の権益を有し、開発・生産・輸送・販売までを一貫して行う大手石油開発会社です。
石油資源開発の配当金について確認
石油資源開発の過去10年間の配当金推移を確認
石油資源開発の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
配当金は2023年3月期に大きく増配していますね。2024年3月期は減配、2025年3月期も減配予定で、過去の配当を見ると安定配当狙いはしにくい感じですね。
石油資源開発の配当方針について
石油資源開発の配当方針は「利益配分については、連結配当性向30%を目安に各期の業績に応じた配当を行うことを基本方針としつつ、事業環境の変化等により一時的に業績が悪化した場合でも、一株当たり年間50円配当の維持に努めます」としています。
過去の配当を見ても業績に連動する印象を受けますね。
参照:株主還元|石油資源開発
石油資源開発の配当権利日と支払い時期はいつ?
石油資源開発は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
石油資源開発の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
石油資源開発の過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
赤字の時もあり厳しい利益推移でしたが、2023年3月期は大きく黒字ですね、2025年3月期は純利益は大きく増益予定ですね。
株価チャートの動きを確認
石油資源開発の10年間の株価チャートの動きです。
株価1,100円あたりは高い位置ですね。高い配当利回りですが、不安定な配当推移なので慎重に見ていきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします。