三井物産(8031)の配当金診断。株価が過去と比べて高い

勝手に配当金診断!

今回は三井グループの大手総合商社、三井物産(8031)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

三井物産の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての三井物産株:★★★☆☆

年間配当利回りは高めで、配当性向も問題ないです。配当方針を考えると安定配当に期待できますが、株価が過去と比較すると高い位置ので、長期保有としては狙いにくさがあります。

では詳しく見ていきましょう!

三井物産の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認ですね。現状をしっかり把握していきます。

三井物産の株価指標

株価:5,445円

PER:8.8倍

PBR:1.16倍

時価総額:8兆2,910億円

注:2023年11月28日のデータ

三井物産の配当利回りと配当性向を確認

三井物産の年間配当金は170円予定、株価は5,445円なので年間配当利回りは約3.1%です。

予想配当性向は約27%です。配当利回りは高め、予想配当性向は問題ないですね。

三井物産の財務データ

自己資本比率:42.4%

ROE:16%

ROA:6.8%

財務は特に問題なさそうですね。

三井物産(8031)とは

三井物産は三井グループの大手総合商社です。三井不動産、三井銀行(三井住友銀行)と並ぶ『三井新御三家』の一つです。主に鉄鉱石、原油の生産権益量は商社の中でも群を抜いています。

参照:三井物産|Wikipedia

三井物産の配当金について確認

三井物産の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分の三井物産の配当金推移を確認していきます。

配当は減配するときもありますが、長い目線でみると増配傾向ですね。長期配当狙いのベストは毎年増配、減配しないことですが、悪くはなさそうですね。

三井物産の配当方針について

三井物産の配当方針は「中期経営計画2023で1株80円の下限を設定、配当の安定的向上を目指す」としています。

80円を下限と設定しているため、よほどのことがない限り80円以上になりそうですね。今後も増配する可能性がありそうですね。

参照:投資家情報|株主還元・三井物産株式会社

三井物産の配当権利日と支払い時期はいつ?

三井物産は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

三井物産の利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

三井物産過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2016年3月期の純利益は赤字ですが、2022年3月期、2023年3月期はかなり好調となっていますね。2024年3月期は利益が減る予想ですが、悪くは無さそうなので確認したいですね。

株価チャートの動きを確認

三井物産10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 三井物産株価チャートより

株価5,400円あたりは過去の株価と比較すると高いですね。長期の配当狙いとしては買い場は過ぎた感じもありますね。2,000円くらいまで下落したら狙いたいですが、現状だとそこまで下落する可能性は低そうですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします