アサヒ(Asahi)(2502)の配当金診断。連続増配当だが利回りはやや物足りない
勝手に配当金診断!
今回はビール国内最大手のアサヒグループホールディングス(2502)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
アサヒの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのアサヒグループホールディングス株:★★★☆☆
年間配当利回りは株価が上昇したこともありやや物足りないです。連続増配当で配当性向も問題ない水準の予想ですが、慎重に行きたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
アサヒグループホールディングス(2502)とは
アサヒグループホールディングスとはアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に持つ持ち株会社です。特にアサヒビールは国内最大手で有名ですね。
アサヒグループホールディングスの株価と財務の情報を確認していきます
まずはアサヒグループホールディングスの現在の株価・財務の状況の確認ですね
アサヒグループホールディングスの株価指標はどうか
株価:4,842円
PER:16.1倍
PBR:1.62倍
時価総額:2兆4,549億円
注:2021年3月8日のデータ
アサヒグループホールディングスの財務状況は問題ないか確認
自己資本比率:34.2%
ROE:6.1%
ROA:2.1%
株価指標は割高ではないですね、ものすごく割安でもないですが・・・自己資本比率はやや低めなのは心配ですね。
アサヒグループホールディングスの配当金について確認
アサヒグループホールディングス過去10年間の配当金推移を確認
アサヒグループホールディングス過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当の増え方は問題ないですね。たまに配当の増え方が緩くなりますが、まあ減っていないので問題は無いですね!
アサヒグループホールディングスの配当利回りと配当性向を確認してみた
アサヒグループホールディングスの年間配当金は109円、株価は4,842円なので、予想年間配当利回りは約2.3%です。
予想配当性向は約36%です。配当利回りはちょっと物足りないですね。配当性向は問題ないです。
アサヒグループホールディングスの配当方針について
アサヒグループホールディングスの配当方針は「2021年度までに配当性向35%を目指した安定的な増配を実施する方針」としています。
予想配当性向と配当方針を考えると結構ギリギリな感じですね。問題はないですが、そろそろ増配が止まるかもしれないですね。
アサヒグループホールディングスの配当権利日と支払い時期
アサヒグループホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算ですね
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
アサヒグループホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
アサヒグループホールディングス過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

比較的良かった利益推移ですが、2019年12月期に減益、2020年12月期も大きく減益ですね。2021年12月期は大きく回復する予想なので、予想通りになれば問題なさそうですね!
アサヒグループホールディングスの株価チャートの動きを確認していきます
アサヒグループホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 アサヒグループホールディングス株価チャートより
株価は上昇していますね。まだ過去の株価と比較すると高くはないですが、配当利回りなどを考えると、出来れば3,000円台前半で保有したいですね。
アサヒグループホールディングスの株主優待について
おまけでアサヒグループホールディングスの株主優待も確認しておきます。
100株以上でビール、ジュースなどの商品優待ですね。100株だと例えばビール4本ですね。自社製品を優待で実施するのは良い事だと思いますが、郵送コストとか色々考えるとどうでしょうか。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします