第一生命(8750)の配当金診断。高めの配当利回り。利益回復予想で適正配当性向に
勝手に配当金診断!
今回は国内生命保険大手の第一生命ホールディングス(8750)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
第一生命ホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての第一生命ホールディングス株:★★★☆☆
現在の年間配当利回りは高め、利益回復予想で予想配当性向も問題ないです。株価は安くもなく、高くもない位置なので見極めながらいきたいです。
では詳しく見ていきましょう!
第一生命ホールディングス(8750)とは
第一生命ホールディングスは総資産で業界3位の生命保険会社です。みずほフィナンシャルグループと全面的に業務提携しています。
第一生命ホールディングスの株価と財務の情報を確認していきます
まずは現在の第一生命ホールディングスの株価指標と財務状況の確認ですね。特に長期保有では財務を確認しておくことはとても重要ですね。
第一生命ホールディングス現在の株価指標を確認
株価:1,657円
PER:10倍
PBR:0.42倍
時価総額:1兆9,863億円
注:2020年12月4日のデータ
第一生命ホールディングスの財務状況
自己資本比率:6.9%
ROE:0.7%
ROA:0.1%
株価の指標はかなり割安ですね。財務状況は保険業とは言え、ちょっと気になりますね・・・
第一生命ホールディングスの配当金について確認
第一生命ホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認
第一生命ホールディングスの10年間の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当は毎年のように増加していますね。このまま配当が増えると配当金狙いとしては非常に保有したくなりますね。2021年3月期は据え置き予定です。
第一生命ホールディングスの配当利回りと配当性向を確認してみた
第一生命ホールディングスの年間配当金は62円、株価は1,657円なので予想年間配当利回りは約3.7%です。
予想配当性向は約37%です。配当利回りは高めで予想配当性向も問題なさそうですね。
第一生命ホールディングスの配当方針について
第一生命ホールディングスの配当方針は「グループ修正利益に対する総還元性向40%を目処としつつ、利益成長に伴う株主還元の充実を図ります」としています。
2020年3月期は利益が予想よりかなり悪化して、配当性向が高くなりましたが配当は変更しませんでした。2021年3月期も予定通りの利益なら配当が減る可能性は低そうですね。
参照:株主へのメリットは何ですか?|第一生命ホールディングス株式会社
第一生命ホールディングスの配当権利日と支払い時期
第一生命ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
第一生命ホールディングスの利益推移と株価チャートの動きを確認していきます
経常利益と当期純利益の推移グラフ
第一生命ホールディングスの10年間の利益の推移をグラフにしてみました。

2020年3月期の利益は大きく減少していますね・・・。2021年3月期は復活する予想ですが、完全回復という感じでは無さそうですね。とはいえ、予想くらいまで回復するなら、大きな問題はなさそうですね。
株価チャートの動きを確認
第一生命ホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 第一生命ホールディングス株価チャートより
株価はやや不安定ですね。広めに見ると比較的レンジで推移しているように見えますね。ここ最近ではやや株価が上昇していますね。安くもなく、高くもなくという感じですかね。配当が維持できれば十分な利回りですが、株価は下がる可能性も、上がる可能性もあるので慌てずにいきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします