グンゼ(3002)の配当金診断。高い利回りだが慎重に判断したい部分もある

勝手に配当金診断!

今回は肌着メーカーのグンゼ(3002)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

グンゼの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのグンゼ株:★★★☆☆

年間配当利回りは高いですが、配当は特別配当も含んでいます。株価も高い位置なので長期の安定配当狙いとしては慎重に判断したいです。

では詳しく見ていきましょう!

グンゼの株価指標と財務状況の確認

まずはグンゼの株価指標と財務状況の確認です。

グンゼの株価指標を確認

株価:4,230円

PER:48.8倍

PBR:1.23倍

時価総額:1,463億円

注:2025年12月16日のデータ

グンゼの配当利回りと配当性向を確認

グンゼの年間配当金は216円予定。株価は4,230円なので年間配当利回りは約5.1%です。

予想配当性向は約250%です。配当利回りは高く、予想配当性向はかなり高いですね。

グンゼの財務状況を確認

自己資本比率:70.4%

ROE:5.7%

ROA:4.0%

自己資本比率は高いです。

グンゼ(3002)とは

グンゼ株式会社は肌着・インナー及びストッキングを主とする日本の繊維製品メーカーです。

参照:グンゼ|Wikipedia

グンゼの配当金について確認

グンゼの過去10年分の配当金推移を確認

過去10年間のグンゼの配当金の推移を確認していきます。

配当は増配推移していますね。2025年3月期は特別配当が50.5円、2026年3月期の特別配当は69円ですね。今後も増配するようなら長期の配当狙いがしたいですが、特別配当がどうなるかを見ていきたいですね。

グンゼの配当方針について

グンゼの配当方針は「配当については、DOE(株主資本配当率)4.0%以上を目安。連結ROEが8%以上となるまで、還元性向 100%超となる株主還元(特別配当/自己株式取得)を機動的に実施」としています。

DOEを目安にしているので、ある程度は安定しそうですが、特別配当分もあるので慎重に見ていきたいですね。

参照:中期経営計画|グンゼ株式会社

グンゼの配当権利日と支払い時期はいつ?

グンゼは期末の一括配当を実施してます。3月末が決算ですね。

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

グンゼの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移グラフ

グンゼの過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は2021年3月期は減りましたが、そこからは増えていますね。2026年3月期は純利益が大きく減る予想なので、今後どうなるかを確認していきたいですね。

株価チャートの動きを確認

グンゼの10年間の株価チャートの動きを見ていきます。

株価4,200円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。利回りは高いですが特別配当も含んでおり、慎重に判断したいですね。