武田薬品工業(4502)の配当金診断。安定配当推移で高い利回り

勝手に配当金診断!

今回は製薬企業トップの武田薬品工業(4502)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

武田薬品工業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての武田薬品工業株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高く、配当推移は安定しています。配当性向が高い水準で推移しているので狙いにくいですが、実質的な成長を重視しているので、判断が難しい部分もあります。

では詳しく見ていきましょう!

武田薬品工業の株価と財務の情報を確認

まずは武田薬品工業の株価指標と財務状況を確認していきます。

武田薬品工業の株価指標の確認

株価:4,537円

PER:49.7倍

PBR:1.11倍

時価総額:7兆1,789億円

注:2023年6月9日のデータ

武田薬品工業の配当利回りと配当性向を確認

武田薬品工業の年間配当金は188円予定、株価は4,537円なので予想年間配当利回りは約4.1%です。

予想配当性向は約205%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向はかなり高いですね。

武田薬品工業の財務状況の確認

自己資本比率:45.5%

ROE:5.0%

ROA:2.3%

特に割安でも割高でもない感じですね。自己資本比率に大きな問題はなさそうです。

武田薬品工業(4502)とは

武田薬品工業は日本の医薬品企業で売上高が1位の製薬会社です。日経平均株価及びTOPIX Core30の構成銘柄の一つです。

参照:武田薬品工業|Wikipedia

武田薬品工業の配当金について確認

武田薬品工業の過去10年間の配当金推移を確認

武田薬品工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金は据え置きが続いていましたが、2024年3月期は増配予定ですね。配当推移を見ると非常に安定していますね。

武田薬品工業の配当方針について

武田薬品工業の配当方針は「毎年の1株当たり年間配当金を増額または維持する累進的な配当方針を採用」としています。

累進配当方針なので大きく配当が減る可能性は低そうですが、高い配当性向が続いているのは気になりますね。

参照:株主・格付け情報|武田薬品グルーバルサイト

武田薬品工業の配当権利日と支払い時期はいつ?

武田薬品工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

武田薬品工業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の武田薬品工業の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は結構上下しますね。色々な事情が影響するのでかなり不安定な感じです。武田薬品工業は「為替の影響や本業に起因しない影響を除いた実質的な成長」を重視しているようで、それはいい感じの様です。

もちろん、「実質的な成長」はあくまでも参考なので、人により判断が分かれそうですね。

株価チャートの動きを確認

武田薬品工業の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 武田薬品工業株価チャートより

株価4,500円あたりは安くはないですが、高くもない位置ですね。利回り的には十分ですが、出来れば3,000円台で狙いたい感じはありますね。配当は安定していますが、利益は不安定で配当性向も高いので注意してみていきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします