キリンホールディングス(2503)の配当金診断。配当推移は良いが、配当性向の推移は心配
勝手に配当金診断!
今回はビール大手のキリンホールディングス(2503)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
キリンホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのキリンホールディングス株:★★★☆☆
配当利回りは高めで配当推移は安定しています。利益は回復予想ですが、配当性向の推移を考えると慎重に判断したい部分もあります。
では、詳しく見ていきましょう!
キリンホールディングスの株価と財務の情報を確認
まずはキリンホールディングスの株価・財務の状況の確認ですね
キリンホールディングスの株価指標
株価:2,150.5円
PER:13.3倍
PBR:1.54倍
時価総額:1兆9,656億円
注:2024年2月20日のデータ
キリンホールディングスの配当利回りと配当性向を確認
キリンホールディングスの年間配当金は71円予定、株価は2,150.5円なので年間配当利回りは約3.3%です。
予想配当性向は約44%です。配当利回りは高め、予想配当性向も高めですね。
キリンホールディングスの財務状況は問題ないか確認
自己資本比率:39.5%
ROE:10%
ROA:3.9%
割高感はないですね。自己資本比率は若干低めですね。
キリンホールディングス(2503)とは
キリンホールディングスは飲料事業会社の麒麟麦酒株式会社を中核とするキリングループの持ち株会社です。三菱グループの一員です。
キリンホールディングスの配当金について確認
キリンホールディングス過去10年間の配当金推移を確認
キリンホールディングス過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。
ここ数年はやや据え置き気味ですが、減配していないので悪くはないですね。もちろん、理想は増えることですが減っていないのも良いポイントですね。
キリンホールディングスの配当方針について
キリンホールディングスの配当方針は「2019年度より連結配当性向を30%以上から40%以上に引き上げること」としています。
ここ数年で見ると、配当性向が高い時もあるので警戒したいですね。
キリンホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?
キリンホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算ですね
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
キリンホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
キリンホールディングス過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。
過去には利益が大きく減っても配当を維持、その後利益が復活したので減配せずに耐えた印象があります。2024年12月期は回復予定なのでしっかり確認したいですね。
キリンホールディングスの株価チャートの動きを確認
キリンホールディングス10年間の株価チャートの動きです。
株価2,100円あたりは安めの位置ですね。利回り的にも狙える感じはありますが、1,800円くらいまで下落すると更に狙い目な気もします。もちろん、そこまで下落するときは利益とかを確認しておきたいですね。
キリンホールディングスの株主優待について
おまけでキリンホールディングスの株主優待も確認しておきます。
100株以上からビール、ジュースなど様々な商品から選べる優待ですね。100株でビール4本ですね。配当狙いの個人的には郵送料などを考えたら配当に回した方が、と思ってしまいますね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします