住友ゴム工業(5110)の配当金診断。高い利回りだがやや不安定な配当推移
勝手に配当金診断!
今回はタイヤ大手ダンロップを展開する住友ゴム工業(5110)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
住友ゴム工業の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての住友ゴム工業株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高いですが減配予定です。株価は安めですが、近年の配当推移・利益推移はやや気になる感じです。直近で減配しているのも気になるので、慎重に狙っていきたいです。
では詳しく見ていきます!
住友ゴム工業(5110)とは
住友ゴム工業は住友グループの企業です。DUNLOP(ダンロップ)という商標は有名ですね。タイヤだけではなくゴルフ・テニスのスポーツ用品も有名ですね。
住友ゴム工業の株価と財務の情報を確認
まずは住友ゴム工業の株価指標と財務状況を確認していきます。
住友ゴム工業の株価指標を確認、割安感がありますね
株価:1,092円
PER:11.7倍
PBR:0.57倍
時価総額:2,872億円
注:2022年2月25日のデータ
住友ゴム工業の財務データ
自己資本比率:46.2%
ROE:5.9%
ROA:2.7%
割安感がありますね、自己資本比率も問題なさそうです。
住友ゴム工業の配当金について確認
住友ゴム工業の過去10年分の配当金推移を確認していきます
住友ゴム工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年12月期は大きく減配しましたが、2021年12月期は戻っていますね。しかし、2022年12月期もは再び減配予定なので、しっかりと見極めていきたいですね。
住友ゴム工業の配当利回りと配当性向を確認
住友ゴム工業の年間配当金は45円予定、株価は1,092円なので年間配当利回りは約4.1%ですね。
予想配当性向は約48%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高めですね
住友ゴム工業の配当方針について
住友ゴム工業の配当方針は「連結ベースでの配当性向、業績の見通し、内部留保の水準等を総合的に判断しながら、長期にわたり安定して株主に報いること」としています。
これまでは安定配当に気を付けている感じでしが、ここ何年かはやや不安定な感じになっていますね。
住友ゴム工業の配当権利日と支払い時期はいつ?
住友ゴム工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算です。
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
住友ゴム工業の利益推移と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
過去10年分の営業利益と純利益の推移をグラフにしてみました。

利益は2015年12月期をピークに減少していますね。苦しい推移でしたが、2020年12月期、2021年12月期はやや回復していますね。とはいえ2022年12月期はまだまだ厳しそうな感じなので巻き返しに期待ですね。
住友ゴム工業の株価チャートの動きを確認
住友ゴム工業10年間の株価の動きです。

参照:SBI証券 住友ゴム工業株価チャートより
株価1,100円あたりは安めの位置ですね。配当利回りは十分ですが、配当・利益の推移が気になる感じなので、しっかり見極めたいですね。これからの配当がある程度維持できるようなら長期で狙い目な気もします。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします