コニカミノルタ(4902)の配当金診断。高利回りだが減配予定で高い配当性向

勝手に配当金診断!

今回は複合機中堅で印刷関係を展開するコニカミノルタ(4902)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

コニカミノルタの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのコニカミノルタ株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高いですが、配当性向はかなり高く減配予定です。利益が回復して配当が安定すればかなりお得になる可能性がありますが、利益の推移が厳しいので慎重に確認していきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

コニカミノルタ(4902)とは

コニカミノルタは日本の電機メーカーです。カメラ、フィルムなどを扱っていましたが現在は撤退し、複合機やプリンターなど印刷関係を事業として展開しています。

参照:コニカミノルタ – Wikipedia

コニカミノルタの株価と財務情報を確認

まずはコニカミノルタの株価指標と財務状況を確認していきます。

コニカミノルタの株価指標の確認。

株価:452円

PER:40.57倍

PBR:0.41倍

時価総額:2,272億円

注:2022年7月14日のデータ

コニカミノルタの財務状況の確認

自己資本比率:41.1%

PERはかなり割高、PBRはかなり割安ですね。

コニカミノルタの配当金について確認

コニカミノルタの過去10年間の配当金推移を確認

コニカミノルタの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期は据え置き予定でしたが、業績悪化で減配当ですね。2022年3月期に戻っていますが、2023年3月期は減配予定ですね。

コニカミノルタの配当利回りと配当性向を確認

コニカミノルタの年間配当金は20円予定、株価は452円なので予想年間配当利回りは約4.4%です。

予想配当性向は約180%です。配当利回りは高く、予想配当性向はかなり高いですね。

コニカミノルタの配当方針について

コニカミノルタの配当方針は「連結業績や成長分野への戦略投資の推進等を総合的に勘案しつつ、株主の皆様へ積極的に利益還元」としています。

連続で赤字が続いた影響もあり減配予定という感じですね。

参照:株主還元(配当政策・自己株式取得)|コニカミノルタ

コニカミノルタの配当権利日と支払い時期はいつ?

コニカミノルタは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

コニカミノルタの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

コニカミノルタ過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年3月期から2022年3月期で最終赤字でかなり厳しいですね。2023年3月期は黒字予想ですが、まだまだ弱めですね。今後さらに回復していけば問題ないですが、現状では更に減配する可能性もありそうですね。

株価チャートの動きを確認

下記はコニカミノルタ10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 コニカミノルタ株価チャートより

株価450円あたりは結構安めですね。配当利回り的にも株価的にも狙えそうですが、最終赤字が続き、2023年3月期の利益も厳しそうで減配予定なのはちょっと手が出しにくいですね。

利益が回復して配当も安定するとものすごくお得になる可能性は秘めていますが、慎重に見ていきたいですね。

コニカミノルタの株主優待制度

コニカミノルタの株主優待制度は「自社オリジナルカレンダー」です。オマケという感じですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします