ゆうちょ銀行(7182)の配当金診断。安定推移で高めの利回りだが株価も高めの位置

勝手に配当金診断!

今回は国内最大の預金金融機関のゆうちょ銀行(7182)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

ゆうちょ銀行の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのゆうちょ銀行株:★★★☆☆

年間配当利回りは高めですが、配当性向も高めです。株価は過去と比較すると高めの位置なので、利益の推移も見ながら慎重に狙いたいです。

では詳しく見ていきましょう!

ゆうちょ銀行の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。

ゆうちょ銀行の株価指標は金融機関なので割安

株価:1,522.5円

PER:15.1倍

PBR:0.57倍

時価総額:5兆5,078億円

注:2024年5月23日のデータ

ゆうちょ銀行の配当利回りと配当性向を確認

ゆうちょ銀行の年間配当金は52円予定、株価は1,522.5円なので予想年間配当利回りは約3.4%です。

予想配当性向は約52%です。配当利回りは高めですが、予想配当性向も高めですね。

ゆうちょ銀行の財務データ

自己資本比率:4.1%

ROE:3.7%

ROA:0.2%

金融業という感じのPBRと財務ですね。銀行銘柄は多くがこんな感じですね。

ゆうちょ銀行(7182)とは

ゆうちょ銀行は郵政民営化によってできた銀行ですね。日本郵政が行っていた銀行業を引き継いだ形でできた会社ですね。預金残高は国内最高です。

参照:ゆうちょ銀行 |Wikipedia

ゆうちょ銀行の配当金について確認

ゆうちょ銀行の過去10年分の配当金推移を確認

過去のゆうちょ銀行の配当金推移を確認していきます。

ゆうちょ銀行は2015年11月に上場しているので2016年3月期は期末配当のみ、上場以降の配当は年間50円で据え置きでしたが、2024年3月期は増配、2025年3月期も増配予定ですね。金額はわずかですが。

ゆうちょ銀行の配当方針について

ゆうちょ銀行の配当方針は「中期経営計画期間中(2021年度~2025年度)は、基本的な考え方として、配当性向は50%程度とする方針」としていますね。

以前の中期経営計画での配当方針は年間配当50円を確保としていましたが、この先は利益次第で変動する可能性がありそうですね。少し高めの還元方針ですね。

参照:株主還元方針・配当情報|ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行の配当権利日と支払い時期はいつ?

ゆうちょ銀行は期末の配当を実施してます。3月末が決算ですね。以前は中間と期末の配当を実施していました。

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

ゆうちょ銀行の利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

ゆうちょ銀行の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は2022年3月期に結構回復し、2025年3月期の予想も悪くないですが、配当性向を考えると利益が伸びないと増配は難しそうな感じもありますね。

株価チャートの動きを確認

下記はゆうちょ銀行の株価チャートの動きです。

株価1,500円あたりは高めの位置ですね。過去の株価を見ると買いにくい感じがありますね。利回りは高めですが、利益がどうなるかを慎重に見ていきたいですね。

株主優待制度

ゆうちょ銀行は2022年3月末から株主優待を導入しています。

内容は、500株保有で3,000円相当のオリジナルカタログですね。株価がそこまで高いわけでは無いので保有できなくはないですが、500株は中々難しいところですね。

個人的には優待新設ではなく配当重視の方が良いのですが、優待の方がうれしい人が多いと考えているのでしょうね。

参照:株主優待制度|ゆうちょ銀行

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします