ゆうちょ銀行(7182)の配当金診断。安定推移で高めの利回りも株価は高めの位置
勝手に配当金診断!
今回は国内最大の預金金融機関のゆうちょ銀行(7182)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
ゆうちょ銀行の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのゆうちょ銀行株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めですが、配当性向も高めです。株価は過去と比較すると高めの位置なので、利益の推移も見ながら慎重に狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
ゆうちょ銀行の株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
ゆうちょ銀行の株価指標は金融機関なので割安
株価:1,450円
PER:13.1倍
PBR:0.55倍
時価総額:5兆2,455億円
注:2024年11月25日のデータ
ゆうちょ銀行の配当利回りと配当性向を確認
ゆうちょ銀行の年間配当金は56円予定、株価は1,450円なので予想年間配当利回りは約3.9%です。
予想配当性向は約51%です。配当利回りは高めですが、予想配当性向も高めですね。
ゆうちょ銀行の財務データ
自己資本比率:4.0%
ROE:3.7%
ROA:0.1%
金融業という感じのPBRと財務ですね。銀行銘柄は多くがこんな感じですね。
ゆうちょ銀行(7182)とは
ゆうちょ銀行は郵政民営化によってできた銀行ですね。日本郵政が行っていた銀行業を引き継いだ形でできた会社ですね。預金残高は国内最高です。
ゆうちょ銀行の配当金について確認
ゆうちょ銀行の過去10年分の配当金推移を確認
過去のゆうちょ銀行の配当金推移を確認していきます。
ゆうちょ銀行は2015年11月に上場しているので2016年3月期は期末配当のみ、上場以降の配当は年間50円で据え置きでしたが、2024年3月期は増配、2025年3月期も増配予定ですね。
ゆうちょ銀行の配当方針について
ゆうちょ銀行の配当方針は「中期経営計画期間中(2021年度~2025年度)は、基本的な考え方として、配当性向は50%程度とする方針」としていますね。
以前の中期経営計画での配当方針は年間配当50円を確保としていましたが、この先は利益次第で変動する可能性がありそうですね。少し高めの還元方針ですね。
ゆうちょ銀行の配当権利日と支払い時期はいつ?
ゆうちょ銀行は期末の配当を実施してます。3月末が決算ですね。以前は中間と期末の配当を実施していました。
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
ゆうちょ銀行の利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
ゆうちょ銀行の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。
利益は2022年3月期に結構回復し、2025年3月期の予想も悪くないですが、配当性向を考えると、この先は利益が伸びないと増配は難しそうな感じもありますね。
株価チャートの動きを確認
下記はゆうちょ銀行の株価チャートの動きです。
株価1,500円あたりは高めの位置ですね。過去の株価を見るとやや買いにくい感じがありますね。利回りは高めですが、利益がどうなるかを慎重に見ていきたいですね。
株主優待制度
ゆうちょ銀行は2022年3月末から株主優待を導入しています。
内容は、500株保有で3,000円相当のオリジナルカタログですね。株価がそこまで高いわけでは無いので保有できなくはないですが、500株は中々難しいところですね。
個人的には優待新設ではなく配当重視の方が良いのですが、優待の方がうれしい人が多いと考えているのでしょうね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします