三菱UFJ(8306)の配当診断。高めの利回りで安定推移
勝手に配当金診断!
今回は国内最大の金融グループ三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
三菱UFJの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての三菱UFJフィナンシャルグループ株:★★★☆☆
年間配当利回りは高め、配当推移も問題ないです。利益推移がやや気になるのと、株価は安値からやや上昇しているので、買い増しも視野に入れながら狙いたいですね。
では詳しく見ていきましょう!
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)とは
三菱UFJフィナンシャル・グループは「三菱UFJ銀行」、「三菱UFJ信託銀行」、「三菱UFJ証券ホールディングス」、「三菱UFJリース」、「三菱UFJニコス」など主要中核5社を中心とした「総合金融グループ」です。国内で最大の民間金融グループです。
参照:三菱UFJフィナンシャル・グループ|Wikipedia
三菱UFJの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
三菱UFJの株価指標は割安水準だが金融銘柄と考えると平均的
株価:707.4円
PER:8.8倍
PBR:0.53倍
時価総額:9兆3,957億円
注:2022年8月5日のデータ
三菱UFJの財務データ
自己資本比率:4.3%
ROE:6.8%
ROA:0.3%
金融業という感じの株価指標と財務ですね。時価総額は国内最大の金融グループなので巨大ですね。
三菱UFJの配当金について確認
三菱UFJの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分の三菱UFJの配当金推移を確認していきます。

配当は比較的順調に増配していますね。据え置きの時もありますが、減っていないのは長期保有の配当狙いとしてはプラスポイントですね。
三菱UFJの配当利回りと配当性向を確認
三菱UFJの年間配当金は32円予定、株価は707.4円なので予想年間配当利回りは約4.5%です。
予想配当性向は約40%です。配当利回りは高く、予想配当性向に大きな問題はなさそうですね。
三菱UFJの配当方針について
三菱UFJの配当方針は「利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、2023年度までに配当性向40%への引き上げをめざす」としています。
これまでの配当と配当性向を見ると減配する可能性は低そうですが、増配ペースが鈍くなる可能性はありそうですね。
三菱UFJの配当権利日と支払い時期はいつ?
三菱UFJは年2回(中間・期末)の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
三菱UFJの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
三菱UFJ過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2020年3月期の利益は結構減っていますね。2021年3月期はやや回復して、2022年3月期は更に大きく回復していますね。2023年3月期の純利益は1兆円を目標としているので減少予想ですね。
株価チャートの動きを確認
下記は三菱UFJの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 三菱UFJ株価チャートより
株価700円辺りは高くはないですが、安くもないですね。400円台のようなお値打ち感は無いので、物凄くお得ではないですが、利回りは十分なので狙えなくはないですね。とはいえ、一度に買うのではなく下落した時に買い増しする感じで行きたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします