杏林製薬(4569)の配当金診断。高めの利回りだが配当推移・配当性向が気になる

勝手に配当金診断!

今回はぜんそく薬が主力の杏林製薬(4569)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

杏林製薬の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての杏林製薬株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高めですが、配当推移・配当性向が気になります。株価は安めですが、安定配当狙いとしてはかなり慎重に判断していきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

杏林製薬の株価と財務の情報を確認

まずは杏林製薬の株価指標と財務状況を確認していきます。

杏林製薬の株価指標の確認

株価:1,558円

PER:18.6倍

PBR:0.66倍

時価総額:934億円

注:2025年8月14日のデータ

杏林製薬の配当利回りと配当性向を確認

杏林製薬の年間配当金は57円予定、株価は1,558円なので予想年間配当利回りは約3.7%です。

予想配当性向は約68%です。配当利回りは高めですが、予想配当性向は高いですね。

杏林製薬の財務状況の確認

自己資本比率:71.4%

ROE:6.7%

ROA:4.8%

PBRに割安感がありますね。自己資本比率は高くて問題ないですね。

杏林製薬(4569)とは

杏林製薬は中堅の医薬品メーカーです。主力製品はぜんそく薬です。

参照:杏林製薬|Wikipedia

杏林製薬の配当金について確認

杏林製薬の過去10年間の配当金推移を確認

杏林製薬の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

安定配当でしたが、2022年3月期に減配してその後は据え置き、2025年3月期は増配していますが。完全回復していないのは配当狙いとしては中々判断が難しいですね。

杏林製薬の配当方針について

杏林製薬の配当方針は「DOE(株主資本配当率)を勘案して、安定した配当を継続」としています。

DOEを勘案していますが、2022年3月期はDOEの水準を引き下げたことで減配ですね。配当性向が高い推移なのも気になりますね。

参照:株主還元・配当|杏林製薬

杏林製薬の配当権利日と支払い時期はいつ?

杏林製薬は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

杏林製薬の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の杏林製薬の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2017年3月期に利益が減ってそこから厳しい感じですね。2025年3月期は大きく増えているので、今後の利益を確認したいですね。

株価チャートの動きを確認

杏林製薬の10年間の株価チャートの動きです。

株価1,600円あたりは安い位置ですね。過去の株価を見ると、2,000円以下は結構買い場に見えますね。とはいえ、利益推移や配当性向が気になるので、慎重に狙いたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします