東海カーボン(5301)の配当金診断。利益回復で今後に期待
勝手に配当金診断!
今回はタイヤ用カーボンブラック国内首位の東海カーボン(5301)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
東海カーボンの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての東海カーボン株:★★☆☆☆
配当利回りはもう少し欲しい感じですが、配当性向は問題ないです。利益は回復していますが、まだ慎重に見ていきたい感じもします。さらに配当が増えるか、株価が下落したら狙いたい感じもありますね。
では詳しく見ていきましょう!
東海カーボンの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です。長期保有が前提とはいえ、現状もしっかり把握しないといけないです。
東海カーボンの株価指標から割高・割安度の確認
株価:1,282円
PER:10.5倍
PBR:1.02倍
時価総額:2,884億円
注:2023年2月24日のデータ
東海カーボンの配当利回りと配当性向を確認
東海カーボンの年間配当金は36円予定、株価は1,282円なので年間配当利回りは約2.8%です。
予想配当性向は約30%となっています。配当利回りはもう少し欲しい感じです、予想配当性向は問題ないですね。
財務データの確認
自己資本比率:46.6%
ROE:8.3%
ROA:3.9%
自己資本比率は大きくは問題ないですね。
東海カーボン(5301)とは
東海カーボンは炭素製品の大手メーカーです。中でもタイヤ向けカーボンブラックは国内トップです。
東海カーボンの配当金について確認
東海カーボンの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分の東海カーボンの配当金がどうなっているのか確認していきます。

配当金は2017年から2019年に急激に増えましたが、2020年12月期は減配、そのあとは据え置きが続いています。2023年12月期は増配予定ですね。
東海カーボンの配当方針について
東海カーボンの配当方針は「連結配当性向30%を目安として、安定的・継続的に配当を行う」としています。
利益が増えると更に増配する可能性もありそうですね、逆も言えそうですが。
参照:株式情報-東海カーボン
東海カーボンの配当権利日と支払い時期はいつ?
東海カーボンは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算ですね
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
東海カーボンの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
東海カーボンの過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

業績は2018年12月期に急伸、この利益の急激な伸びで配当金も大きく増えてますね。2019年12月期はガクッと下落、2020年12月期もかなり下落しました。気になる動きなので、今後どうなるかしっかり確認したいですね。2018年12月期が特別だったとも見え、難しいですね。
株価チャートの動きを確認
東海カーボンの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 東海カーボン株価チャートより
株価1,300円あたりは高くは無いですが、安くもない感じですね。利回りを考えても出来れば1,000円あたりから狙いたい感じもありますね。
東海カーボンの株主優待制度を確認
おまけで株主優待の内容を確認していきます。
東海カーボンの株主優待は「オリジナルカタログギフト」です。
100株保有の場合、「1年以上保有すれば2,000円相当」なので割とお得ですね。長期保有で魅力が上がる感じです。とはいえ、個人的には配当に回して欲しいという感じもありますが・・・。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします