丸紅(8002)の配当金診断。高めの利回りだが株価大きく上昇で判断が難しい

勝手に配当金診断!

今回は芙蓉グループ総合商社の丸紅(8002)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

丸紅の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての丸紅株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高め配当性向も問題ないです。株価が過去と比較すると高いので、長期保有の配当狙いと考えた場合、現状では判断が難しい部分もあります。

では詳しく見ていきましょう!

丸紅の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認ですね。長期保有が前提とはいえ、現状もしっかり把握していきます。

丸紅の株価指標

株価:2,302.5円

PER:8.6倍

PBR:1.19倍

時価総額:3兆8,795億円

注:2023年11月9日のデータ

丸紅の配当利回りと配当性向を確認

丸紅の年間配当金は83円予定、株価は2,302.5円なので予想年間配当利回りは約3.6%です。

予想配当性向は約31%です。年間配当利回りは高め、予想配当性向は問題ないです。

丸紅の財務データ

自己資本比率:39.3%

ROE:16.7%

ROA:6.6%

商社銘柄という感じですかね。

丸紅(8002)とは

丸紅は芙蓉グループの総合商社で、主に穀物や発電に強みを持っていますね。

参照:丸紅|Wikipedia

丸紅の配当金について確認

丸紅の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分の丸紅の配当金がどうなっているのか確認していきます。

2021年3月期は少しの減配で耐えましたが、2021年3月期以外にも過去に減配したことがあるので、今後も利益次第で配当が増えたり、減ったりする可能性がありそうですね。2024年3月期は増配予定ですね。

丸紅の配当方針について

丸紅の配当方針は「2023年3月期~2025年3月期における配当については、1株当たり年間配当金78円を基点とし、中長期的な利益成長に合わせて増配していく累進配当を実施」としています。

累進配当方針を出しているのは今後の安定配当に期待が持てますね。

参照:株主還元・配当|丸紅株式会社

丸紅の配当権利日と支払い時期はいつ?

丸紅は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

丸紅の利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

丸紅過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2015年3月期、2016年3月期は結構落ち込み、2020年3月期の純損失は過去最大の1,900億円以上の赤字でした。2022年3月期はかなり伸びていて、2023年3月期も良いですが慎重に見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

丸紅10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 丸紅株価チャートより

株価2,300円あたりは高い位置ですね。利回りも過去と比較するとお得感が小さく感じます。過去の株価を考えると1,000円あたりで狙いたい感じですね。もちろん、そこまで株価が下落した時は配当は大丈夫なのかを確認する必要がありそうですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします