宇部興産(4208)の配当金診断。配当性向上昇も大減配する可能性は低そう

宇部興産(4208)の配当金診断。配当性向上昇も大減配する可能性は低そう

勝手に配当金診断!

今回はナイロン原料大手企業の宇部興産(4208)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

宇部興産の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての宇部興産株:★★★☆☆

年間配当利回りは高めで割安感があります。利益が減少し配当性向が高いのは気になる点ですが、DOEも配当目安としているので今後の配当にある程度の安心感はあります。

では、詳しく見ていきましょう!

宇部興産とは

宇部興産は日本の大手総合化学メーカーです。化学メーカーに分類されていますが、医薬事業、建設資材、機械など事業内容は多岐にわたります。

参照:宇部興産|Wikipedia

宇部興産の株価と財務の情報を確認していきます

まずは宇部興産の現在の株価・財務の状況の確認ですね

宇部興産の株価指標はかなり割安

株価:1,898円

PER:13.7倍

PBR:0.58倍

時価総額:2,016億円

注:2020年8月25日のデータ

宇部興産の財務状況は問題ないか確認

自己資本比率:45.4%

ROE:7.0%

ROA:3.2%

特にPBRの割安感が強いですね。財務状況にこれといった大きな問題はないですね。

宇部興産の配当金について確認

宇部興産過去10年間の配当金推移を確認

宇部興産過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

ここ数年の配当は増配していますね。以前はやや利益が苦しい時もありましたが、配当を維持したのでその点では長期保有がしやすいですね。2021年3月期もやや厳しそうな感じですが、今のところ配当は維持する予定ですね。

宇部興産の配当利回りと配当性向を確認してみた

宇部興産の年間配当金は90円、株価は1,898円なので、予想年間配当利回りは約4.7%です。

予想配当性向は約65%です。配当利回りは高いですが、配当性向はかなり上昇していますね。配当性向だけを見ると減配してもおかしくない数値ですね。

宇部興産の配当方針について

宇部興産の配当方針は「連結総還元性向30%以上およびDOE(株主資本配当率)2.5%以上」としています。

DOEも方針に組み込んでいるため大きく減配する可能性は低そうですが、配当性向を考えると減配する可能性がやや見えてきますね。

参照:株主還元に関する基本方針|宇部興産株式会社

宇部興産の配当権利日と支払い時期

宇部興産は中間と期末の配当を実施してます。3月末が決算ですね。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

宇部興産の利益と株価チャートの動きを確認していきます

営業利益と当期純利益の推移

宇部興産過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2020年3月期は減少しますが、それまではいい感じに推移していますね。配当が増えているのも納得です。しかし、2021年3月期も減少する予想なので結構心配ですね。さすがにこれ以上利益が減るとDOE目安とはいえ配当が減りそうな気もします。

宇部興産の株価チャートの動きを確認していきます

宇部興産10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 宇部興産株価チャートより

株価は結構下落した位置ですね。過去の株価・利益を考えるとかなり安めですが、「アビガン」の中間体の製造・供給を発表しており業績へどこまで影響するのか、良くも悪くもちょっと見えないですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします