三菱ケミカルHD(4188)の配当金診断。高い利回りだが注意したい点もある

勝手に配当金診断!

今回は総合化学最大手の三菱ケミカルホールディングス(4188)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

三菱ケミカルホールディングスの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての三菱ケミカルホールディングス株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、予想配当性向も問題ないです。しかし、利益が不安定な感じもあり、過去に減配している時もあるので、利益を確認しながら慎重に狙いたいです。

では、詳しく見ていきましょう!

三菱ケミカルホールディングスの株価と財務の情報を確認

まずは三菱ケミカルホールディングスの株価・財務の状況の確認ですね

三菱ケミカルホールディングスの株価指標は業種的にも割安

株価:754.9円

PER:7.4倍

PBR:0.62倍

時価総額:1兆1,371億円

注:2025年5月23日のデータ

三菱ケミカルホールディングスの配当利回りと配当性向を確認

三菱ケミカルホールディングスの年間配当金は32円予定、株価は754.9円なので予想年間配当利回りは約4.2%です。

予想配当性向は約31%です。配当利回りは高く、予想配当性向は問題ないですね。

三菱ケミカルホールディングスの財務状況を見てみる

自己資本比率:29.5%

ROE:2.6%

ROA:0.8%

自己資本比率が結構低いのは気になる点ですね。

三菱ケミカルホールディングス(4188)とは

三菱ケミカルホールディングスは傘下に「三菱ケミカル」、「田辺三菱製薬」などがある日本最大の総合化学企業です。

参照:三菱ケミカルホールディングス|Wikipedia

三菱ケミカルホールディングスの配当金について確認

三菱ケミカルホールディングス過去10年間の配当金推移を確認

三菱ケミカルホールディングス過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当は2020年3月期が減額修正、2021年3月期は減配していますね。ここ最近は安定していますが、長期の安定配当狙いとしては慎重に見ていきたいですね。

三菱ケミカルホールディングスの配当方針について

三菱ケミカルホールディングスの配当方針は「新中期経営計画 2029」において「配当性向35%を目標」としています。

予想配当性向を見ると問題なさそうですね。

参照:配当情報:三菱ケミカルホールディングス

三菱ケミカルホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?

三菱ケミカルホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。日本株でメジャーな3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

三菱ケミカルホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

三菱ケミカルホールディングス過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は大きく上下する印象ですね。2021年3月期は最終赤字で連続減配をしたという状況ですね。2025年3月期の利益が減っているので、今後どうなるかしっかり見ていきたいですね。

三菱ケミカルホールディングスの株価チャートの動きを確認

三菱ケミカルホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

株価は750円あたりは高くはないですが、ものすごく安いとも言いにくいですね。利回り的には十分狙える感じですが、利益がどうなるかしっかり確認しながら狙いたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします