三井金属鉱業(5706)の配当金診断。DOE目安で安定的な配当実施
勝手に配当金診断!
今回は非鉄金属大手の三井金属鉱業(5706)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
三井金属鉱業の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての三井金属鉱業株:★★★☆☆
年間配当利回りは高く、配当性向も問題ないです。配当推移は安定しており、配当方針でDOEを目安にしているので安定配当に期待できます。株価が下落したタイミングで狙いたいですね。
では詳しく見ていきましょう!
三井金属鉱業(5706)とは
三井金属は三井グループの非鉄金属メーカーで金属精錬、電子材料製造、自動車部品製造を主な事業として行っています。
三井金属鉱業の株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務の確認です!過去の動きと・未来を考えるのが重要ですが、現時点も要チェックですね。
三井金属鉱業の株価は割安
株価:3,175円
PER:6.3倍
PBR:0.76倍
時価総額:1,820億円
注:2022年6月24日のデータ
三井金属鉱業の財務データ
自己資本比率:37.6%
ROE:21.7%
ROA:8.2%
業種的なものもあり割安ですね。自己資本比率はやや低めですね。
三井金属鉱業の配当金について確認
過去10年分の配当金推移
過去10年分の三井金属鉱業の配当金がどうなっているのか確認していきます。

配当は減配することなく、ここ数年は増配推移ですね。2023年3月期も増配予定で、良さそうな感じですね。
配当利回りと配当性向を確認
三井金属鉱業の年間配当金は140円予定、株価は3,175円なので年間配当利回りは約4.4%です。
予想配当性向は約28%です。配当利回りは高く、予想配当性向も問題ないですね。
三井金属鉱業の配当方針について
三井金属鉱業の配当方針は「連結配当性向20%を目途に利益を還元する一方、継続的かつ安定的な配当を行うことを重視し、DOE(連結株主資本配当率)2.5%を目途に配当を行うことを目標」としています。
方針の配当性向はやや低めの目安ですが、DOEも目安にしているので安定配当に期待できますね。
三井金属鉱業の配当権利日と支払い時期はいつ?
三井金属鉱業は期末の一括配当を実施してます。3月末が決算ですね
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
三井金属鉱業の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
三井金属鉱業過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2016年3月期、2018年3月期の純利益は赤字です。年度によりかなり利益が変動していますね。このような銘柄の場合、配当性向が大きく変わるので、DOEを目安に安定配当を出すのは良いですね。2021年3月期、2022年3月期は特別利益の計上で大きく増えていますね。
株価チャートの動きを確認
三井金属鉱業10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 三井金属鉱業株価チャートより
株価3,000円あたりは高くはないですが、安くもないですね。利回り的には狙えそうですが、大きく株価が上昇・下落した2017年、2018年以外を考えると2,000円台前半が狙い目ですかね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします