ニコン(7731)の配当金診断。利益・配当の推移が不安定
勝手に配当金診断!
今回はカメラの他、医療事業なども強化しているニコン(7731)の配当金推移と今後の配当について考えてみました。
ニコンの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのニコン株:★☆☆☆☆
年間配当利回りは高めですが、配当推移は不安定です。利益推移も気になる感じで、長期の安定配当狙いとしては現時点で難しそうです。
では詳しく見ていきましょう!
ニコンの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
ニコンの株価指標
株価:1,618.5円
PER:16.0倍
PBR:0.88倍
時価総額:5,689億円
注:2023年9月21日のデータ
ニコンの配当利回りと配当性向を確認
ニコンの年間配当金は50円予定、株価は1,618.5円なので予想年間配当利回りは約3.1%です。
予想配当性向は約50%です。配当利回りは高めですが、予想配当性向も高めですね。
ニコンの財務データ
自己資本比率:58.1%
ROE:7.0%
ROA:4.1%
自己資本比率は問題なさそうです。
ニコン(7731)とは
株式会社ニコンは日本の光学機器メーカー。カメラ、デジタルカメラ、双眼鏡、望遠鏡、顕微鏡、ステッパー、メガネ、測定機、測量機、光学素材、ソフトウェアなど光学関連装置の大手メーカーです。
ニコンの配当金について確認
ニコンの過去10年分の配当金推移を確認
過去のニコンの配当金推移を確認していきます。

配当はバラつきがあり、利益に応じて出す印象を受けますね。長期の安定配当狙いとしては動きが大きいのは狙いにくいですね。
ニコンの配当方針について
ニコンの配当方針は「2023年3月期から2026年3月期までの現中期経営計画期間累計の総還元性向を40%以上とすることを目標」としています。
これまでの配当・配当性向の推移を見ると不安定な印象を受けますね。
ニコンの配当権利日と支払い時期はいつ?
ニコンは通常は年2回(中間・期末)の配当を実施してます。3月末が決算ですね。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
ニコンの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
ニコンの営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2021年3月期は新型コロナウイルスの影響もあり赤字ですね。2022年3月期に回復しているので今後に期待ですね。
株価チャートの動きを確認
下記はニコンの株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 ニコン株価チャートより
株価1,600円あたりはここ数年では安くは無いですね。長期で見ると安めの位置で、利回り的にはまだ狙えそうですが、配当や利益が不安定な動きなので慎重に判断していきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします