沖電気工業(OKI)(6703)の配当金診断。不安定な配当推移

勝手に配当金診断!

今回は通信機器、ATMなどの情報機器製造メーカーの沖電気工業(6703)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

沖電気工業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての沖電気工業株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高めですが、不安定な推移です。株価は安めなのでおいしくなる可能性もありそうですが、慎重に判断したいです。

では詳しく見ていきましょう!

沖電気工業の株価と財務情報を確認

まずは沖電気工業の株価指標と財務状況を確認していきます。

沖電気工業の株価指標の確認

株価:989円

PER:9.0倍

PBR:0.61倍

時価総額:863億円

注:2024年9月26日のデータ

沖電気工業の配当利回りと配当性向を確認

沖電気工業の年間配当金は30円予定、株価は989円なので年間配当利回りは約3%です。

予想配当性向は約27%です。利回りは高めで、予想配当性向も問題ないですね。

沖電気工業の財務状況の確認

自己資本比率:33.4%

ROE:18.3%

ROA:6.1%

PBRは割安です、自己資本比率は低いですね。

沖電気工業(6703)とは

沖電気工業株式会社は情報機器を主体に製造するメーカーです。通称は「OKI」、「沖電気」。芙蓉グループに属しています。NTTグループとの関係も強いです。

参照:沖電気工業|Wikipedia

沖電気工業の配当金について確認

沖電気工業の過去10年間の配当金推移を確認

沖電気工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

しばらく配当金は据え置きでしたが、2021年3月期に大きく減配していますね。2022年3月期はやや回復していますが、2023年3月期も減配しており厳しい感じもありますね。

沖電気工業の配当方針について

沖電気工業の配当方針は「安定的な利益還元を継続することを最重要視し、業績も勘案した上で配当金額を決める」としています。

具体的な数値目安はないですが、これまでの配当推移を見るとやむを得ず減配した感じですね。業績悪化で配当を減らすのは、ある意味正しいとも言えそうですが、長期安定配当狙いとしてみると狙いにくくなりますね。

参照:配当金について|OKI

沖電気工業の配当権利日と支払い時期はいつ?

沖電気工業は年1回の期末配当を実施してます。3月末が決算です。

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

沖電気工業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

沖電気工業過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は結構上下していますね。2021年3月期、2023年3月期の純利益は赤字で苦戦しているのが見えますね。2024年3月期は大きく回復しているので、今後に期待ですね。

株価チャートの動きを確認

下記は沖電気工業10年間の株価チャートの動きです。

株価1,000円あたりは安い位置ですね。過去の株価を見ると狙えそうですが、配当が不安定な推移なので、かなり慎重にいきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします