オリックス(8591)の配当金診断。安定重視で高めの利回り・株主優待は廃止
勝手に配当金診断!
今回は総合リース大手でプロ野球チームのスポンサーでもあるオリックス(8591)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
オリックスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのオリックス株:★★★☆☆
年間配当利回りは合格ラインで、配当推移も良好です。過去の株価と比較すると高い位置ですが、優待を廃止して配当に集約予定としているので配当狙いとしては、しっかり確認しながら狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
オリックスの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認をしていきます!
オリックスの株価指標
株価:3,466円
PER:10.2倍
PBR:0.98倍
時価総額:4兆2,111億円
注:2024年9月27日のデータ
オリックスの配当利回りと配当性向を確認してみた
オリックスの年間配当金は98.6円予定、株価は3,466円なので予想年間配当利回りは約2.8%です
予想配当性向は約29%です。配当利回りは合格ラインで、配当性向は問題ないですね。
オリックスの財務データ
自己資本比率:25.2%
ROE:9.2%
ROA:2.1%
金融業という感じの財務状況ですね。特に目立って気になるところはないですね。
オリックス(8591)とは
オリックスは日本の大手総合リース企業ですね。リースをはじめ、不動産、銀行、クレジット、ベンチャーキャピタル、プロ野球球団など多くの事業を手掛けていますね!
オリックスの配当金について確認
オリックスの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分のオリックスの配当金推移を確認していきます。
配当は毎年増配ではないですが、階段状に増配しており良いですね。今後ももちろん、増えるのがベストですが、減らないというのも重要ですよね!
オリックスの配当方針について
オリックスの配当方針は「業績を反映した安定的かつ継続的な配当を実施」としています。
2021年3月期は安定を重視して配当性向を約50%にして配当維持したので、安定配当に気を付けている印象を受けますね。
オリックスの配当権利日と支払い時期はいつ?
オリックスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
オリックスの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
オリックス過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。
比較的好調に推移していましたが、2021年3月期はやや苦戦しましたね。とはいえ、2022年3月期に回復しているので、今後どうなるかしっかり確認したいですね。
チャートを確認
下記はオリックス10年間の株価の動きです。
株価3,500円あたりは過去と比較すると高いですね。利回り的には十分ですが、2,000円以上は買いにくい感じもするので、できれば1,500円あたりで狙いたいですね。現状だと、そこまで下落するのは中々難しそうですが。
オリックスの株主優待制度を確認
おまけで株主優待の内容を確認していきます。
オリックスの株主優待は各種割引になる株主カードとカタログギフトですね。カタログギフトは人気株主優待の一つですね。長期保有で優待が豪華になるタイプです、短期保有時の内容をざっくり調べたら5,000円~10,000円くらいで結構幅がある感じです。
しかし、優待は2024年3月31日時点を最後に廃止しています。今後は配当等による利益還元に集約としているので配当狙いとしては注目したいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします