三洋化成工業(4471)の配当金診断。高利回りだが配当性向が高い

勝手に配当金診断!

今回は界面活性剤、高吸水性樹脂が主力の化学企業、三洋化成工業(4471)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

三洋化成工業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての三洋化成工業株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高く、配当推移も問題ないです。株価も安めで狙えそうな感じですが、利益推移や配当性向を考えると慎重に行きたい感じもあります。

では、詳しく見ていきましょう!

三洋化成工業の株価と財務の情報を確認

まずは三洋化成工業の株価・財務状況の確認をしていきます!

三洋化成工業の株価指標を確認。化学銘柄では良くみる水準

株価:4,135円

PER:36.5倍

PBR:0.66倍

時価総額:973億円

注:2024年7月4日のデータ

三洋化成工業の配当利回りと配当性向を確認

三洋化成工業の年間配当金は170円予定、株価は4,135円なので予想年間配当利回りは約4.1%です。

予想配当性向は約150%です。高い配当利回りですが、予想配当性向はかなり高いですね。

三洋化成工業の財務状況

自己資本比率:67.6%

ROE:——

ROA:——

PERは割高、PBRは割安感がありますね。

三洋化成工業(4471)とは

三洋化成工業は界面活性剤、高吸水性樹脂が主力の化学メーカーです。豊田通商と東レの関連会社でもあります。

参照:三洋化成工業|Wikipedia

三洋化成工業の配当金について確認

三洋化成工業過去10年間の配当金推移を確認

三洋化成工業過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当推移は減配しておらず悪くない感じですね。2025年3月期は据え置き予定で、据え置きが続いているのはやや気になる感じです。

三洋化成工業の配当方針について

三洋化成工業の配当方針は「連結配当性向30%以上をめどに、中長期的な配当水準の向上を目指す」としています。

ここ数年の配当性向は高いですね。今後、利益が減るようだと配当に影響があるかもしれないですね。

参照:連結決算の推移|三洋化成

三洋化成工業の配当権利日と支払い時期はいつ?

三洋化成工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

三洋化成工業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

三洋化成工業過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は減少しており、2024年3月期の純利益は赤字ですね。ここからしっかりと回復していけば配当も維持・増配の可能性が高まりそうですが、2025年3月期も厳しそうなので、しっかり確認したいですね。

三洋化成工業の株価チャートの動きを確認

三洋化成工業10年間の株価チャートの動きです。

株価4,100円辺りは近年で見ると安めの位置ですね。配当利回りも十分なので狙えそうですが、利益が気になるので、さらに下落する可能性も視野に入れながら判断したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします