三洋化成工業(4471)の配当金診断。高利回りだが配当性向は高め推移

勝手に配当金診断!

今回は界面活性剤、高吸水性樹脂が主力の化学企業、三洋化成工業(4471)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

三洋化成工業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての三洋化成工業株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、配当推移も問題ないです。株価も安めで狙えそうな感じですが、利益推移や配当性向推移を考えると慎重に行きたい感じもあります。

では、詳しく見ていきましょう!

三洋化成工業の株価と財務の情報を確認

まずは三洋化成工業の株価・財務状況の確認をしていきます!

三洋化成工業の株価指標を確認。化学銘柄では良くみる水準

株価:4,275円

PER:14.5倍

PBR:0.65倍

時価総額:1,006億円

注:2023年7月25日のデータ

三洋化成工業の配当利回りと配当性向を確認

三洋化成工業の年間配当金は170円予定、株価は4,275円なので予想年間配当利回りは約4.0%です。

予想配当性向は約58%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高めですね。

三洋化成工業の財務状況

自己資本比率:72.2%

ROE:3.9%

ROA:2.8%

株価にはやや割安感がありますね。財務状況は問題無いですね。

三洋化成工業(4471)とは

三洋化成工業は界面活性剤、高吸水性樹脂が主力の化学メーカーです。豊田通商と東レの関連会社でもあります。

参照:三洋化成工業|Wikipedia

三洋化成工業の配当金について確認

三洋化成工業過去10年間の配当金推移を確認

三洋化成工業過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当推移は減配しておらず悪くない感じですね。2024年3月期は据え置き予定で、据え置きが続いているのはやや気になる感じです。

三洋化成工業の配当方針について

三洋化成工業の配当方針は「連結配当性向30%以上をめどに、中長期的な配当水準の向上を目指す」としています。

ここ数年の配当性向はやや高めで推移していますね。今後、利益が減るようだと配当に影響があるかもしれないですね。

参照:連結決算の推移|三洋化成

三洋化成工業の配当権利日と支払い時期はいつ?

三洋化成工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

三洋化成工業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

三洋化成工業過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は減少していますが、2024年3月期は盛り返す予想ですね。ここからしっかりと回復していけば配当も維持・増配の可能性が高まりそうですね。ただ、予想外になると少し心配です。

三洋化成工業の株価チャートの動きを確認

三洋化成工業10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 三洋化成工業株価チャートより

株価4,300円辺りは近年では安めの位置ですね。配当利回りも十分なので狙えそうですが、さらに下落する可能性も視野に入れながら判断したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします