旭化成(3407)の配当金診断。利益が大きく回復予定、配当は据え置き推移だがそろそろ増配?
勝手に配当金診断!
今回は総合化学企業の旭化成(3407)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
旭化成の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての旭化成株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めで、予想配当性向も問題ないです。配当は据え置きが続いていますが、方針を考えるとそろそろ増配する可能性もありそうなので、利益がどうなるかしっかり見極めていきたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
旭化成(3407)とは
旭化成は化学、繊維、住宅など多くの事業を展開する総合化学メーカーです。昔は「旭化成、イヒ」というCMで、最近はあまり見なくなりましたがちょっと前は「水に光を。」というCMをやっていましたね。
旭化成の株価と財務の情報を確認
まずは旭化成の株価・財務状況の確認をしていきます!
旭化成の株価指標を確認。割安だけど化学銘柄では割と良くある水準
株価:1,129.5円
PER:8.4倍
PBR:1.01倍
時価総額:1兆5,744億円
注:2022年1月25日のデータ
旭化成の財務状況を見てみる
自己資本比率:50.9%
ROE:5.1%
ROA:2.6%
株価は割安感がありますね。財務状況は特に問題無いですね。
旭化成の配当金について確認
旭化成過去10年間の配当金推移を確認
旭化成過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

ここ数年の配当は据え置きですね。2022年3月期も据え置き予定です。減っていないのは悪くはないですが、ちょっと気になる感じですね。
旭化成の配当利回りと配当性向を確認
旭化成の年間配当金は34円予定、株価は1,129.5円なので予想年間配当利回りは約3%です。
予想配当性向は約25%です。配当利回りは高めで、予想配当性向も問題なさそうです。
旭化成の配当方針について
旭化成の配当方針は「配当性向30~40%を目安としながらDOEの観点も取り入れて、配当水準の安定的向上を目指す」としています。
2020年3月期、2021年3月期の配当性向はやや高めでしたが、2022年3月期は問題なく、方針を考えると増配する可能性もありそうですね。
旭化成の配当権利日と支払い時期はいつ?
旭化成は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
旭化成の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
旭化成過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2018年3月期以降は利益が減少していますね。2021年3月期は多少仕方ないと思いますが、それまでも年々減少しているのは気になりますね。2022年3月期に大きく盛り返す予定なので、ここからに期待ですね。
旭化成の株価チャートの動きを確認
旭化成10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 旭化成株価チャートより
株価1,200円以下は高くもなく、安くもなくですね。利回り的に狙えなくもないですが、過去の株価を考えると、出来れば1,000円以下で狙いたいですね。もっと言うと800円辺りですかね。とはいえ、ここから利益が安定して増配すればおいしくなりそうな感じもありますね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします