住友電気工業(5802)の配当金診断。配当回復で高利回り
勝手に配当金診断!
今回は電線最大手の住友電気工業(5802)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
住友電気工業の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての住友電気工業株:★★★☆☆
年間配当利回りは高く、予想配当性向も問題ないです。ここ数年の配当をみると安定と言うよりはやや業績連動と言う印象を受けるので長期の安定配当狙いとしては慎重に行きたいです。
では詳しく見ていきましょう!
住友電気工業(5802)とは
通称が「住友電工」でおなじみの住友電気工業は日本で最大手の非鉄金属メーカーです。自動車関連製品、電子部品や光ファイバーなど世界で高いシェアがある製品も多いです。
住友電気工業の株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務の確認です!もちろん、過去の動きと・未来について考えるのが重要ですが、現時点も要チェックですね。
住友電気工業の株価は割安
株価:1,407円
PER:11倍
PBR:0.62倍
時価総額:1兆1,171億円
注:2022年5月18日のデータ
住友電気工業の財務データ
自己資本比率:46.5%
ROE:5.4%
ROA:2.5%
株価指標は割安ですね、自己資本比率は問題ないですね。
住友電気工業の配当金について確認
住友電気工業の過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分の住友電気工業の配当金推移がどうなっているのか確認していきます。

配当金は連続減配で厳しかったですが、2022年3月期は大きく復活していますね。悪くはないですが、直近で減配しているので注意はしていきたいですね。
住友電気工業の配当利回りと配当性向を確認
住友電気工業の年間配当金は50円予定、株価は1,407円なので予想年間配当利回りは約3.6%です
予想配当性向は約39%です。配当利回りは高く、予想配当性向も大きくは問題ないですね。
住友電気工業の配当方針について
住友電気工業の配当方針は「安定的な配当の維持を基本に、連結業績、配当性向、内部留保の水準等を総合的に判断」としています。
具体的な数値目安は無いですね。ここ数年の配当推移を見ると安定配当と言うよりはある程度、業績に応じた配当と言う印象を受けますね。
住友電気工業の配当権利日と支払い時期はいつ?
住友電気工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
住友電気工業の利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
住友電気工業過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2020年3月期、2021年3月期と利益が減少、新型コロナウイルスの影響を受けている感じですね。2022年3月期は大きく戻し、2023年3月期も良い感じですね。
株価チャートの動きを確認
住友電気工業10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 住友電気工業株価チャートより
株価1,400円あたりは安くはないですが、利回り的に狙える位置ですね。利益・配当が回復しているので、このまま安定すればお得になる可能性もありそうですね。比較的安めなので、複数回に分けて購入するのも視野に入れて狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします