高砂熱学工業(1969)の配当金診断。減配無し方針・安定配当で高利回り

勝手に配当金診断!

今回は大手空調設備工事会社の高砂熱学工業(1969)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

高砂熱学工業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての高砂熱学工業株:★★★☆☆

年間配当利回りは高め、配当推移は安定しています。配当方針で減配を行わないとしているため、今後の安定配当にも期待が持てそうです。

では詳しく見ていきましょう!

高砂熱学工業の株価と財務の情報を確認

まずは高砂熱学工業の株価指標と財務状況を確認していきます。

高砂熱学工業の株価指標の確認

株価:1,779円

PER:10.9倍

PBR:0.88倍

時価総額:1,250億円

注:2023年1月20日のデータ

高砂熱学工業の配当利回りと配当性向を確認

高砂熱学工業の年間配当金は60円予定、株価は1,779円なので予想年間配当利回りは約3.4%です。

予想配当性向は約37%です。年間配当利回りは高く、予想配当性向も問題ないですね。

高砂熱学工業の財務状況の確認

自己資本比率:46.7%

ROE:8.6%

ROA:4.0%

株価指標はやや割安感がありますね。自己資本比率は問題ないですね。

高砂熱学工業(1969)とは

高砂熱学工業は大手空調設備工事会社です。完成工事高(売上高)は空調設備業界首位クラスです。空気調和・衛生工学会における論文賞や技術賞、技術振興賞の合計受賞件数は2位以下を大きく引き離して首位。特許取得件数も業界トップです。

参照:高砂熱学工業|Wikipedia

高砂熱学工業の配当金について確認

高砂熱学工業の過去10年間の配当金推移を確認

高砂熱学工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当推移は悪くないですね。増配が止まりそうな気配は出ていますが、まずは配当が維持できるかが重要なポイントの一つですね。減っていないのは長期配当狙いでプラスですね。

高砂熱学工業の配当方針について

高砂熱学工業の配当方針は「中期経営計画期間中(2020年4月~2024年3月)は減配を行わず、利益成長に応じて配当を増やしていく方針」としています。

減配をしないと明言しているのは配当に安心感が持てますね。利益次第では増配も期待できそうです。新型コロナウイルスの影響で配当方針が弱気になる企業もある中、強気の配当方針ですね。

参照:財務データ|高砂熱学工業

高砂熱学工業の配当権利日と支払い時期はいつ?

高砂熱学工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

高砂熱学工業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の高砂熱学工業の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益推移はいい感じでしたが、2021年3月期は結構減少していますね。新型コロナウイルスの影響を考えたらある程度減少するのは仕方ないとも言えそうですね。2022年3月期はやや回復しているので、この先しっかり戻せるか見極めですね。

株価チャートの動きを確認

高砂熱学工業の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 高砂熱学工業株価チャートより

株価1,800円あたりは高くはないですが、安いとも言いにくいですね。減配しない方針を考えると十分狙えそうな利回りですが、1,600円以下だと更に買いやすいので、そこを視野に入れつつですかね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします