豊田通商(8015)の配当金診断。連続増配推移だが慎重に狙いたい
勝手に配当金診断!
今回はトヨタ系総合商社の豊田通商(8015)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
豊田通商の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての豊田通商株:★★★☆☆
年間配当利回りは合格ライン、配当推移・配当性向も問題ないです。株価が過去と比較すると高い位置なので、できれば株価が下落したタイミングで狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
豊田通商の株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認ですね。長期保有が前提とはいえ、まずは現状をしっかり把握していきます。
豊田通商の株価指標
株価:8,591円
PER:9.4倍
PBR:1.34倍
時価総額:3兆417億円
注:2023年11月2日のデータ
豊田通商の配当利回りと配当性向を確認
豊田通商の年間配当金は250円予定、株価は8,591円なので年間配当利回りは約2.9%です。
予想配当性向は約27%です。配当利回りは合格ライン、予想配当性向は問題なさそうです。
豊田通商の財務データ
自己資本比率:32.1%
ROE:12.6%
ROA:4.0%
財務状況は商社銘柄っぽい感じですね。
豊田通商(8015)とは
豊田通商はトヨタグループの総合商社です。自動車、金属、機械に限らず、石油、プラントから食品、保険まで取り扱っています。
豊田通商の配当金について確認
豊田通商の過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分の豊田通商の配当金がどうなっているのか確認していきます。

2022年3月期に大きく増配、2023年3月期も大きく増配しています。基本的には毎年増配しており、長期の安定配当狙いとしては狙いたい動きですね!
豊田通商の配当方針について
豊田通商の配当方針は「連結配当性向25%以上を基本方針とし、安定的な配当の継続並びに1株当たりの配当の増額に努めていく」としています。
利益が減った時どうなるかは少し気になりますね。もちろん、利益が伸びればその分、配当に還元しそうですね。
参照:配当方針|豊田通商
豊田通商の配当権利日と支払い時期はいつ?
豊田通商は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
豊田通商の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
豊田通商過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は2022年3月期、2023年3月期に大きく伸びていますね。また、2016年3月期の純利益は赤字ですが配当が減らなかったので、今後も多少は業績が悪くなっても安定配当に期待が持てますね。
株価チャートの動きを確認
豊田通商10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 豊田通商株価チャートより
株価8,600円あたりはかなり高い位置ですね。過去の株価を見ると5,000円以上は買いにくい感じがありますね。5,000円以下で買えて、配当が減らなければ結構おいしくなりそうです。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします