豊田通商(8015)の配当金診断。連続増配で高めの利回りだが株価が高く慎重に狙いたい

勝手に配当金診断!

今回はトヨタ系総合商社の豊田通商(8015)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

豊田通商の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての豊田通商株:★★★☆☆

年間配当利回りは高め、配当推移・配当性向も問題ないです。株価が過去と比較すると高い位置なので、できれば株価が下落したタイミングで狙いたいです。

では詳しく見ていきましょう!

豊田通商の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認ですね。長期保有が前提とはいえ、まずは現状をしっかり把握していきます。

豊田通商の株価指標

株価:2,643.5円

PER:8.0倍

PBR:1.08倍

時価総額:2兆8,078億円

注:2024年9月20日のデータ

豊田通商の配当利回りと配当性向を確認

豊田通商の年間配当金は100円予定、株価は2,643.5円なので年間配当利回りは約3.8%です。

予想配当性向は約30%です。配当利回りは高め、予想配当性向は問題なさそうです。

豊田通商の財務データ

自己資本比率:35.1%

ROE:12.9%

ROA:4.5%

財務状況は商社銘柄っぽい感じですね。

豊田通商(8015)とは

豊田通商はトヨタグループの総合商社です。自動車、金属、機械に限らず、石油、プラントから食品、保険まで取り扱っています。

参照:豊田通商|Wikipedia

豊田通商の配当金について確認

豊田通商の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分の豊田通商の配当金がどうなっているのか確認していきます。

2022年3月期に大きく増配、2023年3月期、2024年3月期も大きく増配しています。基本的には毎年増配しており、長期の安定配当狙いとしては狙いたい動きですね

豊田通商の配当方針について

豊田通商の配当方針は「2024年3月期から2026年3月期において、累進配当を実施し、配当性向30%以上を達成。加えて、キャッシュフローの動向を踏まえ、追加的に機動的な総還元策を検討する。」としています。

配当方針で累進配当としているので、今後の配当にも期待が持てそうですね。

参照:配当方針|豊田通商

豊田通商の配当権利日と支払い時期はいつ?

豊田通商は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

豊田通商の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移グラフ

豊田通商過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は2022年3月期以降に伸びていますね。また、2016年3月期の純利益は赤字ですが配当が減らなかったので、今後も多少は業績が悪くなっても安定配当に期待が持てますね。

株価チャートの動きを確認

豊田通商10年間の株価チャートの動きです。

株価2,600円あたりは過去と比較すると高い位置ですね。配当が減らなければおいしくなりそうですが、過去の株価を見ると2,000円以上は買いにくい感じがありますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします