東京海上(8766)の配当金診断。高利回りだが利益減少で配当性向上昇!
勝手に配当金診断!
今回は損保首位クラスの東京海上ホールディングス(8766)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
東京海上ホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての東京海上ホールディングス株:★★☆☆☆
現在の年間配当利回りは高いですが、利益減少により配当性向が高くなる予想です。配当推移や今後の利益をしっかり見極めたいです。
では詳しく見ていきましょう!
東京海上ホールディングス(8766)とは
東京海上ホールディングスは傘下に東京海上日動火災保険・東京海上日動あんしん生命・日新火災海上などがある日本国内最大の損害保険グループです。
東京海上ホールディングスの株価と財務の情報を確認していきます
まずは現在の東京海上ホールディングスの株価指標と財務状況の確認ですね。特に長期保有では財務を確認しておくことはとても重要ですね。
東京海上ホールディングス現在の株価指標を確認
株価:5,453円
PER:19倍
PBR:1.1倍
時価総額:3兆8,280億円
注:2020年11月20日のデータ
東京海上ホールディングスの財務状況
自己資本比率:13.5%
ROE:7.5%
ROA:1.0%
株価の指標はやや割安ですが、保険業はもっと割安な銘柄もいくつかありますね。
東京海上ホールディングスの配当金について確認
東京海上ホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認
東京海上ホールディングスの10年間の配当金の推移をグラフで確認していきます。

2019年3月期は一時的に大きく増配当、資本水準調整のための一時的な配当として特別に株主還元したという感じですね。2020年3月期は減配当、2021年3月期も減配予定でしたが、再び調整が入り増配予定です。通常配当だけでみると毎年増配しています。
東京海上ホールディングスの配当利回りと配当性向を確認してみた
東京海上ホールディングスの年間配当金は235円、株価は5,453円なので予想年間配当利回りは約4.3%です。
予想配当性向は約82%です。配当利回りは高いですが配当性向も高いですね。
東京海上ホールディングスの配当方針について
東京海上ホールディングスの配当方針は「株主還元は配当を基本として、利益成長に応じて配当総額を持続的に高めてまいります」としています。
具体的な数値目安はないですが、配当性向の高さは気になりますね。
東京海上ホールディングスの配当権利日と支払い時期
東京海上ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
東京海上ホールディングスの利益推移と株価チャートの動きを確認していきます
経常利益と当期純利益の推移グラフ
東京海上ホールディングスの10年間の利益の推移をグラフにしてみました。

利益はいい感じでしたが、2020年3月期は減益、2021年3月期も減益予想でやや気になる感じですね。
株価チャートの動きを確認
東京海上ホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 東京海上ホールディングス株価チャートより
株価は長期で上昇していますが、2020年に入るとやや下落していますね。利益が好調に推移していたのでそれに従って株価も上昇していたという感じですね。ここ最近では株価が急激に上昇していますね。
今の配当利回りは高いですが将来低くなってはダメなので、これから配当がどうなるのか、利益がどうなるのか。しっかり見極めてから保有したいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします