鹿島建設(1812)の配当金診断。安定増配当推移だが株価が高い位置

勝手に配当金診断!

今回は総合建設大手の鹿島建設(1812)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

鹿島建設の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての鹿島建設株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高くは無いですが、配当性向は問題ありません。配当推移は良い感じですが、株価は高い位置なので長期の配当狙いとしては待ちたい感じもあります。

では詳しく見ていきましょう!

鹿島建設の株価と財務の情報を確認

まずは鹿島建設の株価指標と財務状況を確認していきます。

鹿島建設の株価指標の確認

株価:2,508円

PER:11.6倍

PBR:1.13倍

時価総額:1兆3,267億円

注:2023年9月25日のデータ

鹿島建設の配当利回りと配当性向を確認

鹿島建設の年間配当金は70円、株価は2,508円なので予想年間配当利回りは約2.8%です。

予想配当性向は約32%です。配当利回りは悪くは無いですが高くは無いですね、予想配当性向は問題ないですね。

鹿島建設の財務状況の確認

自己資本比率:38.3%

ROE:10.5%

ROA:4.0%

目立った割安感がないですね。

鹿島建設(1812)とは

鹿島建設株式会社は大手総合建設会社です。ゼネコン大手五社の一つで創業180年の歴史のある会社です。過去に、数々の談合事件に関与し営業停止命令が下りたこともありました。

参照:鹿島建設|Wikipedia

鹿島建設の配当金について確認

鹿島建設の過去10年間の配当金推移を確認

鹿島建設の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当推移は良いですね。2015-2018年あたりに大きく増えて、その後も緩やかに増えている感じですね。悪くない推移ですね。

鹿島建設の配当方針について

鹿島建設の株主還元方針は「配当性向30%を目安とした配当」としています。

予想配当性向を考えると特に問題なさそうですね。利益次第では増配する可能性もありそうですが、現状では大きく増配する可能性は低そうですね。

参照:株主還元方針・配当金の推移|鹿島建設株式会社

鹿島建設の配当権利日と支払い時期はいつ?

鹿島建設は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

鹿島建設の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の鹿島建設の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は減少していましたが、安定してきていますね。2021年3月期に減少したのは新型コロナウイルスの影響を考えたらある程度は仕方ないので、これからどうなるかを確認していきたいですね。

株価チャートの動きを確認

鹿島建設の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 鹿島建設株価チャートより

株価2,500円あたりは高い位置ですね。配当利回り的にも狙いにくい感じなので、配当狙いとしては待ちたい感じがありますね。過去の株価を見ると1,500円あたりから狙いたい感がありますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします