トクヤマ(4043)の配当金診断。高めの配当利回りだが利益推移は気になる
勝手に配当金診断!
今回は半導体シリコン大手のトクヤマ(4043)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
トクヤマの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのトクヤマ株:★★★☆☆
年間配当利回りは高め、予想配当性向も問題ないです。利益の推移が気になる感じなので慎重に行きたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
トクヤマの株価と財務の情報を確認
まずはトクヤマの株価と財務の状況を確認していきます
トクヤマの株価指標を確認、割安ですね
株価:3,152円
PER:9.1倍
PBR:0.91倍
時価総額:2,272億円
注:2024年5月2日のデータ
トクヤマの配当利回りと配当性向を確認
トクヤマの年間配当金は100円予定、株価は3,152円なので予想年間配当利回りは約3.2%です。
予想配当性向は約29%です。配当利回りは高め、予想配当性向も問題ないですね。
トクヤマの財務状況を確認
自己資本比率:54.5%
ROE:7.1%
ROA:3.9%
株価指標は割安ですね。財務的にも大きな問題はないですね。
トクヤマ(4043)とは
トクヤマは日本の大手総合化学工業メーカーです。石油化学全般の様々な分野に力を入れています。中でも高純度ポリシリコンは世界第2位の生産量です。
トクヤマの配当金について確認
トクヤマ過去10年間の配当金推移を確認
トクヤマ過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。
赤字の時に配当が無配になりましたが、そのあとは利益が回復したので配当も復活していますね。ここ数年は安定していますが、慎重に見ていきたいですね。
トクヤマの配当方針について
トクヤマの配当方針は「継続的な安定配当を基本とし、業績の推移と中長期事業計画を勘案して実施」としています。
過去の配当と配当方針を考えると、安定配当を基本としていながらも、業績が配当に影響しそうな感じですね。今の利益を維持できれば減配する可能性は低そうですね。
トクヤマの配当権利日と支払い時期はいつ?
トクヤマは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
トクヤマの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
トクヤマ過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。
2016年3月期は赤字ですね。利益回復後はしっかり配当を出してますが、利益が不安定な動きですね。2024年3月期はやや回復、2025年3月期も更に回復予想なので確認していきたいですね。
トクヤマの株価チャートの動きを確認
トクヤマ10年間の株価チャートの動きです。
株価3,100円あたりは高めの位置ですね。利回り的には狙えるラインですが、出来れば2,000円あたりから狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします