東京センチュリー(8439)の配当金診断。高い予想配当性向
勝手に配当金診断!
今回は伊藤忠系リース大手の東京センチュリー(8439)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
東京センチュリーの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての東京センチュリー株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高めですが、予想配当性向はかなり高いです。これまでの配当推移は安定していますが、気になる点もあるので慎重に狙いたいですね。
では詳しく見ていきましょう!
東京センチュリーの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
東京センチュリーの株価は割安
株価:4,520円
PER:552.6倍
PBR:0.7倍
時価総額:5,561億円
注:2023年1月24日のデータ
東京センチュリーの配当利回りと配当性向を確認
東京センチュリーの年間配当金は143円予定、株価は4,520円なので年間配当利回りは約3.2%です。
予想配当性向は約1700%です。配当利回りは高めですが、予想配当性向はかなり高いですね。
東京センチュリーの財務データ
自己資本比率:13.1%
ROE:6.4%
ROA:0.8%
PBRは割安な感じですがPERは割高ですね。
東京センチュリー(8439)とは
東京センチュリーは日本の大手総合リース会社です。伊藤忠商事の持ち分法適用会社で旧第一勧銀グループの一員です。
東京センチュリーの配当金について確認
東京センチュリーの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分の東京センチュリーの配当金推移を確認していきます。

配当は綺麗に増配していますね。新型コロナウイルスの影響で配当を減らす企業もある中、増配が続いているのは良いですね。2023年3月期は据え置き予定としていますね。
東京センチュリーの配当方針について
東京センチュリーの配当方針は「長期的かつ安定的に利益還元を行うことを基本」としています。
具体的な数値目安はないですが、これまでと違い配当性向がかなり上昇するとどうなるかはちょっと気になりますね。
東京センチュリーの配当権利日と支払い時期はいつ?
東京センチュリーは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
東京センチュリーの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
東京センチュリー過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は右肩上がりで順調に推移していましたが、2021年3月期は減少。新型コロナウイルスの影響を考えると耐えてる印象ですが、2023年3月はロシア航空関係の特別損失計上で大きく減る予想で、ちょっと様子を見たい感じがありますね。
株価チャートの動きを確認
下記は東京センチュリーの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 東京センチュリー株価チャートより
株価4,500円あたりは比較的安めの位置ですね。過去の株価や利回りを考えると買えそうですが、配当性向の高さが気になる感じですね。逆の見方をすると狙い目とも言えそうですが、さらに下がる可能性も視野に入れつつ見ていきたいですね。
東京センチュリーの株主優待制度について
東京センチュリーは株主優待を実施しています。保有株式数、保有期間で金額が異なりますが「QUOカード」です。例:100株保有で2,000円分。
QUOカードは使いやすいので結構人気の優待だったりします。長期保有で金額アップという点は長期保有者にいい感じですが、QUOカードの優待は無くなりやすい印象が個人的にはあります。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします