住友金属鉱山(5713)の配当金診断。高めの利回りだが利益で配当が大きく増加・減少
勝手に配当金診断!
今回は非鉄金属と電子材料が2本柱の住友金属鉱山(5713)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
住友金属鉱山の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての住友金属鉱山株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高く、配当性向も問題ないです。これまでの配当を見ると業績連動と言う印象が強いため、利益が安定すれば長期の配当狙いが出来ますが、現状だと「長期安定配当狙い」としては難しそうです。
では詳しく見ていきましょう!
住友金属鉱山の株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務の確認です!もちろん、過去の動きと・未来について考えるのが重要ですが、現時点も要チェックですね。
住友金属鉱山の株価指標を確認
株価:4,780円
PER:8.3倍
PBR:0.78倍
時価総額:1兆3,901億円
注:2023年3月20日のデータ
住友金属鉱山の配当利回りと配当性向を確認
住友金属鉱山の年間配当金は202円予定、株価は4,780円なので予想年間配当利回りは約4.2%です。
予想配当性向は約35%です。配当利回りは高く、予想配当性向も問題ないですね。
住友金属鉱山の財務データ
自己資本比率:62.7%
ROE:16.7%
ROA:10.5%
やや割安ですね、自己資本比率など財務も問題ないですね。
住友金属鉱山(5713)とは
住友金属鉱山は住友グループの非鉄金属企業で、世界各地で鉱山開発、精錬のほか電池材料・電子材料の生産などを行っています。
住友金属鉱山の配当金について確認
住友金属鉱山の過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分の住友金属鉱山の配当金がどうなっているのか確認していきます。

過去には大きく配当を減らしたこともあり、ここ最近の配当も上下していますね。利益に応じて配当を出すという印象が強めで、2022年3月期は大きく増配していますが、2023年3月期は減配予定ですね。
住友金属鉱山の配当方針について
住友金属鉱山の配当方針は「業績に連動させ連結配当性向35%以上」としています。
これまでの配当推移や配当方針を見ても、「安定配当というよりは業績連動」という印象が強めですね。方針を考えるとさらに配当が増える可能性もありそうですが、利益が減った時はしっかり配当も減りそうですね。
住友金属鉱山の配当権利日と支払い時期はいつ?
住友金属鉱山は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
住友金属鉱山の利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
住友金属鉱山の過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2016年3月期、2017年3月期は純利益が赤字ですね。2018年3月期は利益が復活して配当も戻りましたが、その後再び利益が減少して配当も減っていますね。2022年3月期はかなり利益が伸びたので大きく増配していますね。
株価チャートの動きを確認
住友金属鉱山10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 住友金属鉱山株価チャートより
株価4,800円あたりは安くはないですね。過去の株価と比較するとやや買いにくい感じがあり、業績連動の配当方針なので、利益がある程度安定しそうならば配当狙いができますが、安定していない時は中々難しそうですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします