住友金属鉱山(5713)の配当金診断。下限のDOEを設定し、今後は安定期待

勝手に配当金診断!

今回は非鉄金属と電子材料が2本柱の住友金属鉱山(5713)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

住友金属鉱山の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての住友金属鉱山株:★★★☆☆

年間配当利回りは悪くはないですが、もう少し欲しいです。これまでの配当は業績連動と言う印象ですが、今後はある程度の安定に期待が持てそうなので、利益を見ながら慎重に判断したいです。

では詳しく見ていきましょう!

住友金属鉱山の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務の確認です!もちろん、過去の動きと・未来について考えるのが重要ですが、現時点も要チェックですね。

住友金属鉱山の株価指標を確認

株価:3,576円

PER:14.7倍

PBR:0.5倍

時価総額:1兆400億円

注:2025年1月30日のデータ

住友金属鉱山の配当利回りと配当性向を確認

住友金属鉱山の年間配当金は99円予定、株価は3,576円なので予想年間配当利回りは約2.8%です。

予想配当性向は約41%です。配当利回りは悪くないですが、もう少し欲しいですね。予想配当性向は大きくは問題ないですね。

住友金属鉱山の財務データ

自己資本比率:60%

ROE:3.0%

ROA:1.8%

PBRは割安ですね、自己資本比率は問題ないですね。

住友金属鉱山(5713)とは

住友金属鉱山は住友グループの非鉄金属企業で、世界各地で鉱山開発、精錬のほか電池材料・電子材料の生産などを行っています。

参照:住友金属鉱山|Wikipedia

住友金属鉱山の配当金について確認

住友金属鉱山の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分の住友金属鉱山の配当金がどうなっているのか確認していきます。

過去には大きく配当を減らしたこともあり、ここ最近の配当も上下していますね。利益に応じて配当を出すという印象が強めで、2022年3月期は大きく増配していますが、2023年3月期、2024年3月期は大きく減配していますね。

住友金属鉱山の配当方針について

住友金属鉱山の配当方針は「原則連結配当性向35%以上とし、下限指標はDOE1.5%とする」としています。

これまでの配当推移を見ると業績連動という印象が強めですが、下限としてDOEを設定したので、今後はある程度の配当は維持されそうですね(2024年3月期のDOEは約1.6%)。

参照:株主還元・配当情報|住友金属鉱山株式会社

住友金属鉱山の配当権利日と支払い時期はいつ?

住友金属鉱山は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

住友金属鉱山の利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

住友金属鉱山の過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2016年3月期、2017年3月期は純利益が赤字ですね。2018年3月期は利益が復活して配当も戻りましたが、その後再び利益が減少して配当も減っていますね。2022年3月期はかなり利益が伸びたので大きく増配していますね。

株価チャートの動きを確認

住友金属鉱山10年間の株価チャートの動きです。

株価3,600円あたりは安くはないですが、高くもないですね。今後はある程度の配当を維持する可能性がありますが、利益の状況を見ながら慎重に判断したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします