東急建設(1720)の配当金診断。DOE目安で高い利回り

勝手に配当金診断!

今回は総合建設で中堅業者の東急建設(1720)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

東急建設の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての東急建設株:★★★☆☆

年間配当利回りは高いですが、配当性向は高い推移です。DOE目安である程度の安定配当に期待が持てますが、利益が気になる感じなので慎重に判断したいです。

では詳しく見ていきましょう!

東急建設の株価と財務の情報を確認

まずは東急建設の株価指標と財務状況を確認していきます。

東急建設の株価指標の確認

株価:819円

PER:15.1倍

PBR:0.9倍

時価総額:874億円

注:2024年1月26日のデータ

東急建設の配当利回りと配当性向を確認

東急建設の年間配当金は36円、株価は819円なので予想年間配当利回りは約4.4%です。

予想配当性向は約67%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高いですね。

東急建設の財務状況の確認

自己資本比率:40.2%

ROE:5.4%

ROA:2.2%

自己資本比率は大きくは問題なさそうですね。

東急建設(1720)とは

東急建設株式会社は、東急グループの総合建設会社(準大手ゼネコン)。建築が主力事業であり、その他、土木事業も手がけ、鉄道関連工事においては独自技術を有します。

参照:東急建設|Wikipedia

東急建設の配当金について確認

東急建設の過去10年間の配当金推移を確認

東急建設の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金は2021年3月期に大きく減りましたが、その後回復。2024年3月期は据え置き予定ですね。安定配当と言うよりは業績連動と言う印象ですね。

東急建設の配当方針について

東急建設の株主還元方針は「自己資本配当率(DOE)4.0%以上を目標とした配当を実施」としています。

DOEを目標としているので、今後はある程度の安定配当に期待が持てそうですね。

参照:株主還元|東急建設株式会社

東急建設の配当権利日と支払い時期はいつ?

東急建設は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

東急建設の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の東急建設の営業利益と純利益のグラフを確認していきます

ここ数年の利益は厳しいですね。2022年3月期は赤字、その後回復していますが、以前と比較するとかなり厳しい感じにも見えます。

株価チャートの動きを確認

東急建設の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 東急建設株価チャートより

株価800円あたりは高くもなく、低くもないですね。利回り的には十分ですが、利益の状況・配当性向の推移を考えると慎重に判断したいです。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします