株式投資の「原点」は配当狙いの長期保有と考える理由

初心者向けの株式投資本では「長期にわたり安定した業績」、「応援したい企業」に投資するべきと書いてあるのをよく見ます。

今回は「投資の原点」と「長期の配当金狙い投資」について個人的な考えを書いてみます!

人それぞれの投資スタイル

「安定している大企業に投資する」、「将来大きく伸びそうな成長企業に投資する」。どちらも株式投資の魅力だと思います。

今の業績が全てではない

当然ですが、今現在の業績が良くても「将来どうなるかは分かりません」よね。

過去をさかのぼると、業績が急成長して株価を大きく伸ばした企業は沢山あります。

しかし、競争に敗れて大きく株価が下落した銘柄、中には上場廃止や倒産した企業も沢山あります。

過去や今の業績が良くても、それはあくまでも過去や現在の数字で将来は分からないです。

連続増配当だから良いとも言えない

「10年連続で増配」企業は多くあります。

基本的に配当金は利益がないと出せないですが、中には無理をして配当を出している企業もあります。

連続増配当はもちろん良い事です。しかし、配当はあくまでも利益から出すものですよね。もちろん、時と場合により一概には言えないですが。

無理をして配当を出し続けるとどうなるか、投資家なら誰でもわかりますよね。

株式投資の原点とは

「株式投資の原点とは何だろう?」と考えてみます。

個人的には「投資家がお金を出す」、「そのお金で経営者が事業を行う」、「事業で得た利益を投資家に分配する」かな?と思います。あくまでも「原点」ですが。

安定利益で適切な配当が投資の原点?

「長期にわたり安定した業績、適切な配当を実施している銘柄を保有する」のは「投資の原点に近い」と考えています。

もちろん、上場して間もない配当金の無い成長企業に投資するのも株式投資の一つだと思います。

投資には色々な種類があり人それぞれ考え方があると思います。

投資の原点と正しい配当狙いの関係

投資の原点が「しっかりと利益を出している」、「利益を配当に適切に還元している」と考えた場合、それこそが「長期の安定配当狙い投資」なのでは、と考えています。

「今の配当利回りが高いだけ」というのは投資の原点でもなければ、正しい配当狙いでもないと考えています。あくまでも配当は「しっかりと利益を上げ」、利益から「適切に出す」と考えています。

簡単に言うと「適正な配当性向水準」で推移しているかどうかです。

最後に

投資にはさまざまな種類があり、考え方は人それぞれだと思います。

株式投資に限らず100%儲かる、絶対に儲かる投資はありませんよね。

仮にその様な投資があれば誰かに教えることなどせず、自分で全力でやりますから・・・。逆を言うと色々な投資があるというのは「必ず儲かるものが無い」ということですよね。

色々悩んだ時はまずは原点に帰ってみると良い事があるかもしれないですよね。もちろん、原点だから必ず儲かるというわけでも無いのですが・・・。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします

雑記