配当利回りは現在・過去・未来の3種類。正しい配当狙いとは何か

「配当狙い」と一言で言っても沢山の種類、考え方があります。今回は「配当利回りの種類」から正しい配当狙いとは何か考えてみました。

配当利回りとは

一言で「配当利回り」と言った場合、ほとんどが「現在の株価」と「予想年間配当」から利回りを出していますよね。もちろん、他にも「配当利回り」があります。それを確認していきます!

現在の配当利回り

これは、そのままですね。雑誌などのランキングで銘柄が紹介されるときは「現在の利回り」が掲載されることがほとんどですね。

当然、「現在の利回りが高い」のは悪い事ではないです。配当修正が入る可能性がありますが、ある程度配当金がもらえる可能性が高いですよね。

一般的に配当利回りと言った場合、「現在の配当利回り」の事ですね。

過去の配当利回り

次は過去の「配当利回り」です。過去は高配当だが現在はそうではない銘柄というのは2つのパターンがあります。

株価が上昇して利回りが低下

配当金が高くても、それ以上に株価が上昇したら利回りは当然低下します。その後、配当金が増え続けても株価が同じペースで上昇した場合、配当利回りが上昇することは無いですね。

長期配当狙いとしては「買い時が過ぎた銘柄」と言えますね。

配当が減り利回りが低下

昔は高配当だが、今は違う銘柄の多くが該当するのがコレです。株価も下落していますが、その勢いよりも配当金が減る勢いの方が強く、結果利回りが低くなっています。

長期配当狙いとして「一番避けるべき銘柄」ですね。

将来の配当利回りが高い

最後は、将来の配当利回りが高い(高くなる)というものです。過去の利回りも現在の利回りも高くはないですが、将来的に高くなるケースは当然あります。

長期の配当狙いとして狙うのは何か

では、長期の配当狙いとして狙うべき銘柄はどのようなものか。実際に数字で確認していきます!

運用期間で変わる

例えば10万円分、株を購入したとします。現在の年間配当利回りが5%ならば1年で5,000円。2%ならば2,000円です。

仮に、5%の方は配当を維持。2%の方は毎年1割増配したとします。(2,000円->2,200円->2,420円->2,662円・・・)

10年配当を受け取る場合

5%据え置きの場合、10年で受け取るトータル配当金は5万円になります。2%の方は約3万3千円です。

2%の方は毎年10%増配を続けて10年後にようやく単年での年間配当金額が約5,180円となり、5%を抜くことが出来ます。

増配ペースが緩やかな場合、高利回りになるまで時間がかかります。

20年配当を受け取る場合

では次に20年で考えてみます。5%据え置きは20年でトータル10万円。ここで元の株式を残しながら、投資金額を回収できます。2%の場合は、約12万4千円です。

長期になればなるほど、増配銘柄の恩恵を受けることになります。

※計算を簡単にするため税金は考慮していないです。

長期で見る場合はどれだけの期間を見るかが重要

何年保有する予定なのか、また増配ペースが緩やかなのか、急激なのかでも大きく変わります。

増配ペースが緩やかな場合、20年以上保有しても現状で高配当利回りの方が減配しなければ、トータルで受け取る配当金が多くなることもあります。逆に大きく増配する銘柄の場合は数年で上回ることもあります。

ものすごく長期保有を考えるならば、やはり将来配当が増える可能性がある銘柄が良いですが、減配しなければという条件付きでは今の配当利回りが高いのもアリですね。

最後に

ランキングや高配当特集では現状の配当利回りで5%を超える銘柄は紹介されることがありますが、2%の場合、高配当として紹介されることはほとんどないですよね。

理想は今の利回りも高くて、将来も増配する可能性が高い銘柄です。今、5%以上の利回りで、10年後には10%になる銘柄があれば言うことはないですが、そのような銘柄はほとんどお目にかかったことがありません・・・。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします