ニッコンホールディングス(9072)の配当金診断。業績に連動する印象の配当

勝手に配当金診断!

今回は貨物自動車運送事業などを行うニッコンホールディングス(9072)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

ニッコンホールディングスの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのニッコンホールディングス株:★★★☆☆

年間配当利回りは合格ライン、方針通りの配当性向で推移しています。配当は安定と言うよりは業績連動と言う印象が強いですが、利益はある程度安定している感じもあります。

では詳しく見ていきましょう!

ニッコンホールディングスの株価と財務の情報を確認

まずはニッコンホールディングスの株価指標と財務状況を確認していきます。

ニッコンホールディングスの株価指標の確認

株価:1,900.5円

PER:13.9倍

PBR:0.96倍

時価総額:2,404億円

注:2024年10月2日のデータ

ニッコンホールディングスの配当利回りと配当性向を確認

ニッコンホールディングスの年間配当金は54円予定、株価は1,900.5円なので予想年間配当利回りは約2.8%です。

予想配当性向は約40%です。年間配当利回りは合格ライン、予想配当性向に大きな問題はないですね。

ニッコンホールディングスの財務状況の確認

自己資本比率:58.8%

ROE:6.8%

ROA:4.0%

株価は割安ですね。自己資本比率は高めで問題ないですね。

ニッコンホールディングス(9072)とは

ニッコンホールディングスは日本梱包運輸倉庫株式会社の持ち株会社です。自動車の輸送(主にホンダ)で最大手です。輸送以外では梱包事業なども行っています。

参照:日本梱包運輸倉庫|Wikipedia

ニッコンホールディングスの配当金について確認

ニッコンホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認

ニッコンホールディングスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金の推移は長期で見ると悪くはないですが、2021年3月期に減配しているのは警戒しますね。安定配当というよりは業績に連動している印象も受けます。

ニッコンホールディングスの配当方針について

ニッコンホールディングスの配当方針は「2023年3月期から連結配当性向40%を目途」としています。

30%メドから引き上げていますね。これまでの配当を見ても、安定というよりは方針に沿って業績に連動と言う印象を受けますね。

参照:決算短信|ニッコンホールディングス株式会社

ニッコンホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?

ニッコンホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

ニッコンホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のニッコンホールディングスの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益の推移は悪くはないですね。2021年3月期は減益ですが、新型コロナウイルスの影響を考えると仕方ない部分もあるので、これからどれだけ巻き返せるかですね。利益が安定すれば配当も安定するのでしっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

ニッコンホールディングスの10年間の株価チャートの動きです。

株価1,900円あたりは高い位置ですね。利回り的にも、過去の株価を考えても1,200円くらいで狙いたい感じがありますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします