三井住友フィナンシャルグループ(8316)の配当金診断。累進配当方針で高い利回り
勝手に配当金診断!
今回は三井住友フィナンシャルグループ(8316)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
三井住友フィナンシャルグループの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての三井住友フィナンシャルグループ株:★★★☆☆
年間配当利回りは高く、累進配当方針なので配当推移もいい感じです。しかし、利益は伸び悩んでいる感があるので、慎重に判断していきたいです。
では詳しく見ていきましょう!
三井住友フィナンシャルグループの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
三井住友フィナンシャルグループの株価指標は金融機関という感じ
株価:4,596円
PER:8.2倍
PBR:0.5倍
時価総額:6兆3,181億円
注:2022年12月6日のデータ
三井住友フィナンシャルグループの配当利回りと配当性向を確認
三井住友フィナンシャルグループの年間配当金は230円予定、株価は4,596円なので予想年間配当利回りは約5%です。
予想配当性向は約41%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も気持ち高めですね。
三井住友フィナンシャルグループの財務データ
自己資本比率:4.7%
ROE:5.6%
ROA:0.3%
金融業という感じの株価指標と財務ですね。大手銀行系銘柄は株価が低めのところが多いのでやや買いにくさがありますね
三井住友フィナンシャルグループ(8316)とは
三井住友フィナンシャルグループは三井住友銀行、三井住友ファイナンス&リース 、SMBC信託銀行 、三井住友カード、日本総合研究所、SMBC日興証券を傘下に置く会社です。名前の通り、三井グループと住友グループの両方に属しています。
三井住友フィナンシャルグループの配当金について確認
三井住友フィナンシャルグループの過去10年分の配当金推移を確認
過去の三井住友フィナンシャルグループの配当金推移を確認していきます。

配当推移は問題ないですね。いい感じで階段状になっているので今後も増配するようだと長期の配当狙いで保有したいですね。
三井住友フィナンシャルグループの配当方針について
三井住友フィナンシャルグループの配当方針は「配当は累進的とし、配当性向は2022年度までに40%を目指す」としています。
累進的に配当を行う(減配無し)としていますが、配当性向のメドは40%ですね。今後も累進配当を継続するようなら、安定配当狙いとしては良さそうですね。
三井住友フィナンシャルグループの配当権利日と支払い時期はいつ?
三井住友フィナンシャルグループは通常は年2回(中間・期末)の配当を実施してます。3月末が決算ですね。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
三井住友フィナンシャルグループの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
三井住友フィナンシャルグループの経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

配当は順調に増えていますが、利益はなかなか伸びていない感じですね。2021年3月期の利益は結構下落しましたが、2022年3月期に回復していますね。2023年3月期も悪くない予想なので、さらに伸びて欲しいですね。
株価チャートの動きを確認
下記は三井住友フィナンシャルグループの株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 三井住友フィナンシャルグループ株価チャートより
株価4,600円あたりは高めの位置ですね。仮に今後の配当も増えるようだと十分な利回りですが、100株で必要資金が約46万円なので簡単に買い増しができないのと、利益の推移がやや気になるので慎重に行きたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします