カヤバ(7242)の配当金診断。高めの利回りだが業績連動感ありで利益推移が気になる

勝手に配当金診断!

今回は油圧機器総合メーカーのカヤバ(7242)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

カヤバの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのカヤバ株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、配当性向も問題ないです。過去には無配となっており業績連動感があるので長期の配当狙いと考えると慎重にいきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

カヤバの株価と財務の情報を確認

まずはカヤバの株価指標と財務状況を確認していきます。

カヤバの株価指標確認

株価:5,090円

PER:9.4倍

PBR:0.59倍

時価総額:1,284億円

注:2024年7月23日のデータ

カヤバの配当利回りと配当性向を確認

カヤバの年間配当金は200円予定、株価は5,090円なので予想年間配当利回りは約3.9%です。

予想配当性向は約37%です。配当利回りは高く、予想配当性向は問題ないですね。

カヤバの財務状況の確認

自己資本比率:45.6%

ROE:7.3%

ROA:3.3%

割安感がありますね、自己資本比率は問題なさそうです。

カヤバ(7242)とは

カヤバ株式会社は、自動車部品・航空機部品や免震装置。試験装置、各種油圧システム製品を製造しています。カヤバ工業からKYBに変更、その後「カヤバ株式会社」としています。

参照:カヤバ|Wikipedia

カヤバの配当金について確認

カヤバの過去10年間の配当金推移を確認

カヤバの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2019年3月期、2020年3月期は無配当になっていますね。その後は大きく回復して、2025年3月期も良さそうですが、長期の配当狙いとしては慎重に狙いたいですね。

カヤバの配当方針について

カヤバの配当方針は「連結配当性向30パーセントを目指す」としています。

過去をみても業績に大きく連動する印象がありますね。予想配当性向が方針より高めなのは気になりますね。

参照:配当金について|カヤバ

カヤバの配当権利日と支払い時期はいつ?

カヤバは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

カヤバの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のカヤバの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年3月期、2020年3月期は赤字で厳しかったですが、回復していますね。2024年3月期は利益が減り、2025年3月期も厳しそうな予想なので慎重に見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

カヤバの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 カヤバ株価チャートより

株価5,100円あたりはここ数年で見ると高い位置ですね。利回り的には十分狙えそうですが、過去には無配になったこと、利益推移も考えて慎重に判断していきたいです。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします