AGC(5201)の配当金診断。安定高利回りだが利益は不安定な推移
勝手に配当金診断！
今回はガラスで世界トップクラスのAGC(5201)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
AGCの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのAGC株：★★★☆☆
配当利回りは高いですが、予想配当性向も高いです。利回り的には十分狙えそうですが、利益の推移が不安定なので慎重に狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう！
AGCの株価と財務の情報を確認
まずはAGCの株価指標と財務状況を確認していきます。
AGCの株価指標の確認
株価：5,412円
ＰＥＲ：21.7倍
ＰＢＲ：0.79倍
時価総額：1兆1,768億円
注：2024年2月28日のデータ
AGCの配当利回りと配当性向を確認
AGCの年間配当金は210円予定、株価は5,412円なので年間配当利回りは約3.9%です。
予想配当性向は約84%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高いですね。
AGCの財務状況の確認
自己資本比率：39.4%
ROE：20.7%
ROA：8.1%
PBRは割安感がありますね。
AGC(5201)とは
AGCは世界最大手のガラスメーカーで三菱グループの一員です。元々は旭硝子株式会社という称号でした。最近、「なんだし、なんだし、ＡＧＣ」ってＣＭをたまに見かけますね。
AGCの配当金について確認
AGCの過去10年間の配当金推移を確認
AGCの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
2021年12月期は据え置き予定でしたが大きく増配、そのあとは据え置きで推移していますね。
AGCの配当方針について
AGCの配当方針は「DOE3%程度を目安」に変更しています。
以前は連結配当性向40%を目安にしていたので、安定に力を入れそうですね。とはいえ、高い配当性向が続いているのは気になりますね。
参照：配当情報｜AGC
AGCの配当権利日と支払い時期はいつ？
AGCは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算です。
中間配当の権利日：6月末
中間配当の支払日：9月頃
期末配当の権利日：12月末
期末配当の支払日：3月頃
AGCの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
AGCの過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
2020年12月期は回復する予定でしたが新型コロナウイルスの影響もあり下落。2021年12月期は大きく伸びましたが、2022年12月期の純利益は赤字なので気になる感じですね。
株価チャートの動きを確認
AGCの10年間の株価チャートの動きです。
株価5,400円あたりは高めという感じですね。利回り的には十分狙えそうですが、過去の株価を考えると4,000円以下で狙いたい感じもありますね。
注：長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします