旭化成(3407)の配当金診断。高めの配当利回りだが利益の推移が気になる
勝手に配当金診断!
今回は総合化学企業の旭化成(3407)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
旭化成の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての旭化成株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めですが、予想配当性向・利益推移が気になります。今後の利益がどうなるかしっかり見極めていきたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
旭化成の株価と財務の情報を確認
まずは旭化成の株価・財務状況の確認をしていきます!
旭化成の株価指標を確認
株価:1,063.5円
PER:14.7倍
PBR:0.81倍
時価総額:1兆4,824億円
注:2024年5月13日のデータ
旭化成の配当利回りと配当性向を確認
旭化成の年間配当金は36円予定、株価は1,063.5円なので予想年間配当利回りは約3.4%です。
予想配当性向は約50%です。配当利回りは高く、予想配当性向も高めですね。
旭化成の財務状況を見てみる
自己資本比率:49.5%
ROE:2.4%
ROA:1.2%
財務状況は特に問題無いですね。
旭化成(3407)とは
旭化成は化学、繊維、住宅など多くの事業を展開する総合化学メーカーです。昔は「旭化成、イヒ」というCMで、最近はあまり見なくなりましたがちょっと前は「水に光を。」というCMをやっていましたね。
旭化成の配当金について確認
旭化成過去10年間の配当金推移を確認
旭化成過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。
配当は据え置きが基本という印象を受けますね。2023年3月期に少し増配してその後は据え置きですね。
旭化成の配当方針について
旭化成の配当方針は「配当性向30~40%を目安としながらDOEの観点も取り入れて、配当水準の安定的向上を目指す」としています。
2023年3月期は最終赤字でしたが、減配はしていないですね。
旭化成の配当権利日と支払い時期はいつ?
旭化成は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
旭化成の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
旭化成過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。
2018年3月期以降の利益が減少していましたが、2022年3月期に大きく盛り返し、2023年3月期は最終赤字ですね。2025年3月期は利益が増える予想ですが気になる感じなので、しっかり見ていきたいですね。
旭化成の株価チャートの動きを確認
旭化成10年間の株価チャートの動きです。
株価1,100円あたりは比較的安めですね。利回り的にも狙えそうですが、800円くらいまで下落する可能性も視野に入れながら狙いたいですね。もちろん、これからも配当が安定するのかしっかり確認しながらですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします