フジテック(6406)の配当金診断。安定配当推移だが株価上昇で利回り低下

勝手に配当金診断!

今回はエレベーター専業大手のフジテック(6406)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

フジテックの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのフジテック株:★★☆☆☆

年間配当利回りは株価が上昇した影響もあり物足りないです。配当は安定した推移ですが、株価は過去と比較してかなり高い位置なのでしばらく様子を見たいです。

では詳しく見ていきましょう!

フジテックの株価と財務の情報を確認

まずはフジテックの株価指標と財務状況を確認していきます。

フジテックの株価指標の確認、割安感はないですね

株価:3,450円

PER:17.2倍

PBR:2.07倍

時価総額:2,722億円

注:2023年9月29日のデータ

フジテックの配当利回りと配当性向を確認

フジテックの年間配当金は75円予定、株価は3,450円なので年間配当利回りは約2.2%です。

予想配当性向は約38%です。配当利回りは物足りないですね、配当性向は問題ないですね。

フジテックの財務状況の確認

自己資本比率:55.8%

ROE:6.5%

ROA:3.6%

割安感は無いですね。財務状況は問題なさそうです。

フジテック(6406)とは

フジテックは日本のエレベーター・エスカレーターの大手専業メーカーですね。fujitecというのは駅とかでよく見かけますよね。

参照:フジテック|Wikipedia

フジテックの配当金について確認

フジテックの過去10年間の配当金推移を確認

フジテックの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当は右肩上がりに推移、減配してないのは良いですね。今後もしっかり増配するなら長期で保有したいですね。2024年3月期は据え置き予定ですね。

フジテックの配当方針について

フジテックの配当方針は「連結配当性向50%以上を目途に企業基盤の長期的安定を図るための内部留保とのバランスを考慮した配分を行う」としています。

目安となる配当性向を上げている印象を受けますね。

参照:株主還元|フジテック

フジテックの配当権利日と支払い時期はいつ?

フジテックは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

フジテックの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

フジテック過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

ここ数年の利益は安定している感じですね、2024年3月期は純利益が大きく増える予想ですね。

株価チャートの動きを確認

フジテックの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 フジテック株価チャートより

株価3,500円あたりはかなり高い位置ですね。配当利回り的にも買いにくいですね。以前は配当利回りが3%を超えていた時もあったので、株価が下落してそのようなタイミングになれば買いたい候補の銘柄ですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします