フジテック(6406)の配当金診断。配当推移は安定増配だが株価上昇で利回り低下
勝手に配当金診断!
今回はエレベーター専業大手のフジテック(6406)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
フジテックの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのフジテック株:★★★☆☆
現在の年間配当利回りは株価上昇により物足りなさがあります。配当が安定して増加しているのは良い点ですが、やや配当性向が高い点や株価が過去と比較し高めなのでしばらくは様子見でしょうか。
では詳しく見ていきましょう!
フジテック(6406)とは
フジテックは日本のエレベーター・エスカレーターの大手専業メーカーですね。fujitecというのは駅とかでよく見かけますよね。
フジテックの株価と財務の情報を確認していきます
現在のフジテックの株価指標と財務状況を確認していきます。
フジテックの株価指標の確認、割安感はないですね
株価:2,479円
PER:21.6倍
PBR:1.84倍
時価総額:2,115億円
注:2021年3月1日のデータ
フジテックの財務状況の確認
自己資本比率:55%
ROE:9.1%
ROA:5.0%
以前と比較すると割安感はないですが、特に大きな問題はなさそうですね。財務状況も問題なさそうです。
フジテックの配当金について確認
フジテックの過去10年間の配当金推移を確認
フジテックの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当は右肩上がりに推移、減配してないのは良いですね!今後もこのようにしっかり増配していくような銘柄を長期で保有したいですね。
フジテックの配当利回りと配当性向を確認してみた
フジテックの年間配当金は60円、株価は2,479円なので予想年間配当利回りは約2.4%です
予想配当性向は約52%です。株価が上昇したのもあり、配当利回りが下がっていますね、配当性向も高めなのは気になります。
フジテックの配当方針について
フジテックの配当方針は「利益還元を充実させていくことを経営の最重要課題と捉えつつ、企業基盤の長期的安定を図るための内部留保とのバランスを考慮した適切な配分を行う」としています。
具体的な数値目安はないですが、これまでが配当性向30%~40%あたりで推移しているので、ちょっと高めの予想配当性向は気になりますね。
参照:株主還元|フジテック
フジテックの配当権利日と支払い時期
フジテックは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
フジテックの利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
フジテック過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

営業利益は減少していましたが、2020年3月期は大きく復活していますね。2021年3月期は減益予想でしたが、上方修正して悪くはない感じですね。
株価チャートの動きを確認していきます
フジテックの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 フジテック株価チャートより
長期で見ると株価はいい感じに上昇してますね。今は株価がだいぶ上昇して配当利回りが下がっているので、ちょっと買いにくいですね。以前は配当利回りが3%を超えていた時もあり、今後株価が下落してそのようなタイミングがあれば買いたい銘柄ですね!あるかどうかわからないですが・・・。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします